こちらの記事では、「俘虜」と「捕虜」の違いを明確に説明していきます。
「俘虜」とは?
俘虜は、ふりょという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、生け捕られた人を意味する俘の漢字に、敵とかとりこといった意味がある虜の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ俘虜は、戦争で敵の軍隊に生きたまま捕まった人を表すのです。
「俘虜」の言葉の使い方
俘虜は、戦争時に敵軍に捕らえられてしまった人に対して使われる言葉となっています。
ただし俘虜は古い言い回しである上に、時に敵に捕まった上で収容された状態だけに限定して使用するといった使い方もされているのです。
「捕虜」とは?
捕虜は、ほりょという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、つかまえるやとらえる等の意味を持つ捕の文字に生け捕りにした者といった意味を有する虜の文字を加える事で完成した言葉です。
以上の事から、戦争等で敵に捕まってしまった人を示します。
「捕虜」の言葉の使い方
捕虜は、戦争で敵の軍隊に捕らえられてしまった人に対し用いられる言葉です。
敵の軍に捕まってしまい、行動が制限されてしまった状態の人に対して、この捕虜という言葉が積極的に利用されています。
「俘虜」と「捕虜」の違い
俘虜と捕虜の文字表記を並べれば、最初の漢字が俘と捕の違いがある事に即座に気付く事が可能です。
所が2文字目は同じ虜の漢字であり、共に敵軍に捕まってしまった人という同じ意味を持っています。
ただし俘虜は同じ意味でも、言い回しが古いため現在では余り使用されていません。
敵軍に捕まった人を示すには、捕虜を用いた方が無難です。
まとめ
2つの言葉は、敵軍に捕まってしまった人という同じ意味を所有しています。
ですが相違点を見出すとすれば、俘虜の方は古い言い回しであり、現在では使用するにしても文章で見掛ける程度です。
同じ意味なら捕虜の方が一般的であり、相手にも伝わり易いと言えます。