この記事では、「シリアルキラー」と「サイコパス」の違いについて紹介します。
シリアルキラーとは?
シリアルキラーとは、異常な心理的欲求を満たすために殺人を繰り返す連続殺人犯のことをいいます。
英語では「serial killer」と書きます。
シリアルキラーという言葉は、アメリカで有名な連続殺人犯テッド・バンディを表すためにFBIが提唱したといわれています。
テッド・バンディは、分かっているだけで36人以上の女性を殺害した実在する連続殺人犯です。
シリアルキラーの特徴には、複数の殺人を一定の期間を置いて繰り返すことが挙げられます。
殺人の動機は異常な心理的欲求を満たすためで、性欲やスリルを満たしたいという場合もあれば自分の力を誇示するためということもあります。
サイコパスとは?
サイコパスとは精神病質者のことをいい、反社会性パーソナリティ障害の人を表す言葉です。
社会規範を破ったり、他人の権利を侵害したりしても罪悪感を全く持たない人をいいます。
サイコパスは社会で常に一定数存在しているとされ、日本にも100万人以上いるといわれています。
サイコパスの特徴は良心が欠如していることで、他人の痛みに対する共感性を持っていないのです。
これは先天性の特性と考えられています。
生まれ持ったものなので、普通の人が突然サイコパスになることはありません。
シリアルキラーとサイコパスの違い
シリアルキラーの多くは、サイコパスだと言われています。
しかし、サイコパスが全員犯罪を犯すというわけではなく、シリアルキラーになるのはサイコパスのうちごく一部です。
サイコパスは良心が欠如していますが、そのため大胆な決断ができたりもするので社会的な成功を収めている人も多くいます。
サイコパスの大半は、社会に適応している人々といえます。
まとめ
シリアルキラーの多くはサイコパスですが、それはサイコパスのごく一部です。
サイコパスの多くは社会に適応し、犯罪を犯すことなく過ごしています。
