頭皮で発生する問題として「シラミ」と「フケ」があります。
この二つの問題ははどのような違いがあるんでしょうか。
今回は、「シラミ」と「フケ」の違いを解説します。
「シラミ」とは?
「シラミ」とは、「人や動物の体表に寄生し血液をすう昆虫」です。
「シラミ」の使い方
人間にとって有害な害虫の一種であり直接的に健康被害をもたらす厄介な昆虫です。
体長は3ミリ程度で非常に小さくかろうじて目に見える程度で猫や犬など動物に寄生するほか、人間の体にも寄生します。
人間に寄生するものの中でも特に頭に付着する種類が「アタマジラミ」です。
頭皮の問題として報告されるシラミのほぼ全てがアタマジラミであり、寄生されると頭皮の血液を吸って繁殖してしまいます。
かゆみを伴う吸血行為による強い不快感だけではなく伝染病などを媒介する恐れがあることから早急な駆除が必要です。
殺虫剤などを使用する他にも櫛で孵化前の卵を丁寧良くする対策が有効です。
「フケ」とは?
「フケ」とは、「古くなって角質化した頭皮が剥がれ落ちたもの」です。
「フケ」の使い方
人の皮膚は新陳代謝によって常に古いものから新しいものへと生まれ変わります。
古くなって体から剥がれ落ちた皮膚の残骸のことを「垢」といいますが、特に頭皮が剥がれ落ちたものを「フケ」といいます。
県の木は約一か月で生まれて老廃物となるサイクルを繰り返します。
皮膚が活発に生まれ変わる若い人ほど「フケ」が出やすく、年齢を重ねて新陳代謝が衰えてくると「フケ」も出にくくなります。
「シラミ」と「フケ」の違い
「シラミ」と「フケ」はどちらも頭の悩みですが「シラミ」が早急に対策が必要な寄生虫であるのに対し「フケ」はなめこと汚く見えるものの人の体から生まれる老廃物なので大きな問題はありません。
頭皮に白い点々として浮かび上がるため見分けがつきにくく誤認することもありますが動くのが「シラミ」、動かないのが「フケ」なのでじっくり見極めれば見分けがつきます。
まとめ
「シラミ」と「フケ」はどちらも厄介な頭皮の悩みですが深刻さは全く異なります。
どちらも早めの対策が効果的なので頭に何か白いものがあるなと思ったらできるだけすぐ対処しましょう。