この記事では、「堅気」と「極道」と「チンピラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「堅気」とは?
「堅気」は「かたぎ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「心に芯があって真面目なこと」という意味で、義理堅く律儀な性質のことです。
2つ目は「職業や生活が社会的に健全なもので、着実なこと」という意味で、法律的や道徳的に問題がない職業に就いていることです。
上記に共通するのは「真面目でしっかりしている」という意味です。
「堅気」の使い方
「堅気」は名詞・形容動詞として「堅気だ・である」「堅気になる・なった」などと使われたり、形容詞として「堅気な上司」などと使われたり、副詞として「堅気に暮らす」などと使われたりします。
基本的に、真面目でしっかりしていることや、法律的・道徳的に問題がない職業に就くことに使われる言葉です。
「堅気」の例文
・『ギャンブルはやめて堅気の商売をする』
「極道」とは?
「極道」は「ごくどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「素行が悪く、悪事や道楽にふける人」という意味で、人の道から外れたことを平気でする人のことです。
2つ目は「暴力団の別称」という意味で、賭博や暴力的な悪事などで成り立つ組織の人たちに使われる言葉です。
上記に共通するのは「人に道に外れる」という意味です。
「極道」の使い方
「極道」は名詞・形容動詞として「極道だ・である」「極道に入る・入った」などと使われたり、形容詞として「極道の妻」などと使われたりします。
基本的に、人の道から外れて悪事や道楽にふけることや、暴力団の別称として使われる言葉です。
「極道」の例文
・『彼は高校を中退して極道に入った』
「チンピラ」とは?
「チンピラ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「一人前ではないのに大物気どりする人をあざける言葉」という意味で、まだ若い分際でえらそうにふるまう人のことです。
2つ目は「暴力団の下っ端」という意味で、「チンケな平やくざ」という意味からきています。
上記に共通するのは「下っ端」という意味です。
「チンピラ」の使い方
「チンピラ」は名詞・形容動詞として「チンピラだ・である」「チンピラ集団」などと使われます。
基本的に、一人前でないのに偉そうな態度を取る人や、暴力団の下っ端に使われる言葉です。
「チンピラ」の例文
・『夜中に繁華街を歩いていてチンピラに絡まれる』
「堅気」と「極道」と「チンピラ」の違い
「堅気」は「真面目でしっかりしていること」「法律的・道徳的に問題がない職業に就くこと」という意味です。
「極道」は「人の道から外れて悪事や道楽にふけること」「暴力団の別称」という意味です。
「チンピラ」は「一人前でないのに偉そうな態度を取る人」「暴力団の下っ端」という意味です。
まとめ
今回は「堅気」と「極道」と「チンピラ」について紹介しました。
「堅気」は「まっとうな仕事に就く人」、「極道」は「悪事や道楽にふける人」「暴力団」、「チンピラ」は「偉そうな若者」「暴力団の下っ端」と覚えておきましょう。