この記事では、「筋トレ」と「ストレッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「筋トレ」とは?
筋肉トレーニングの略です。
筋肉に負荷をかけて、筋肉を強く大きくすることを目的とした運動をいいます。
筋肉は筋線維が集まって構成されています。
筋肉に大きな負荷をかけると、筋線維の一部が破壊されます。
破壊された部分を修復するときに、以前よりも強化されて筋肉が強く大きくなります。
筋肉を大きくするためには、負荷をかけることが重要です。
軽い負荷をかけた運動を数回行っただけでは筋肉は大きくならず、最大重量の70~85%の重量で10回前後の運動を行うことを1セットとし、これを3セットほど行うことが目安です。
また、1日運動をしただけでは筋肉は大きくならず、長期的に続ける必要があります。
1セットと次の1セットの間は開け過ぎないようにします。
何十分も開いてしまっては筋肉に大きな負荷をかけることができません。
また、使わないと筋肉は減ってくるので、筋肉が大きくなった状態を維持するためには、運動を続けることが大切です。
そして、この運動は動かしている部分しか鍛えることができません。
たとえば、ダンベルを上げ下げする運動なら、そのときに動かす腕の筋肉を鍛えることができますが、脚の筋肉は鍛えることはできません。
どれくらいの期間運動を行えば結果がでてくるのかは人によって異なりますが、3か月ほどで結果が目に見えるようになってきます。
「筋トレ」の言葉の使い方
筋肉を強く大きくすることを目的にした運動を指して使用する言葉です。
ダンベルの上げ下げやスクワットなどさまざまな種類があり、それらを総称してこの言葉を使っています。
「ストレッチ」とは?
筋肉や関節を伸ばす運動のことです。
伸ばして柔軟性を高めることを主な目的としており、筋肉を強化することが目的なのではありません。
この運動は負荷が少ないため、行っても筋肉の強化は期待できません。
この運動を行うことで関節の可動域が広がることが期待できます。
関節の可動域が広がると体を大きく動かせるようになります。
たとえば歩くときだと、大股で歩けるようになるのです。
体を大きく動かすとそれだけ働かせる筋肉の量が増えるので、エネルギー消費量が増えることが期待できます。
また、血流がよくなることも期待できます。
血流がよくなることで、体の隅々に酸素や栄養素が行きわたりやすくなり、老廃物が回収されて、痛みや凝りの緩和につながります。
「ストレッチ」の言葉の使い方
筋肉や関節を伸ばす運動を指して使用する言葉です。
反動をつけて行うものと、反動をつけずに行うものがありますが、どちらもこの名で呼んでいます。
「筋トレ」と「ストレッチ」の違い
運動という点では似ていますが、それぞれ違う動きをし、行う目的が異なります。
前者は筋肉を鍛えることが目的で、後者は筋肉や関節を伸ばすことが目的です。
まとめ
どちらも運動を指す言葉ですが、それを行う目的と行う方法が異なります。