「期日」と「期限」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「期日」と「期限」の違い生活・教育

この記事では、「期日」「期限」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「期日」と「期限」の違い

「期日」には、2つの意味があります。

1つめは、何かを行うとあらかじめ決まっている日にちのことです。

もう一つは、その日までと前もって決められている日、期限の切れる日のことです。

「期限」とは、あらかじめ決められている一定の時期・期間のことです。

「期日」の場合は、将来的に決められている特定の日という意味を持っています。

○月○日など、決まった日です。

それに対して「期限」の場合は、ある一時点からその時点よりも先のある時点までの連続した時期・期間の意味を持っています。

特定の日、連続した期間という違いがあります。


「期日」と「期限」の使い方の違い

「期日」は、特定の日を指して使用をします。

選挙の投票日は、あらかじめ○月○日と決められています。

その日の前に投票することは「期日前投票」といいます。

選挙の投票日である○月○日が「期日」で、その日の前に投票するからです。

「期日」の場合は特定の日を指しており、ある時点からある時点までの連続性はありません。

「期限」は、ある一時点からその時よりも先のある時点までの連続性がある、一定の時期・期間について使用をします。

「賞味期限」といった使い方をしますが、これは製造日から、保存が十分に保たれるまでの期間のことを指しています。

「支払の期日を守る」「支払いの期限を守る」など「期日」「期限」は、同じような使われ方をすることもあります。


「期日」と「期限」の英語表記の違い

「期日」は英語で“date”と表記をします。

「期限」は英語で、前もって決まった期間の意味では“period”“term”、期限が切れる時点の意味では“time limit”“deadline”と表記をします。

「期日」の意味

「期日」には、2つの意味があります。

1つめは、何かをするとあらかじめ指定されている日のことです。

国会などの会議は、あらかじめ開催される日にちが決められています。

3月20日を予定していたけれど、やっぱり3月21日にしようとはなりません。

また、会議を開く直前になって召集されるのではなく、前もって会議の日にちは指定されています。

このような日のことを「期日」といいます。

もう一つの意味は、その日までと前もって定められている日、期限の切れる日のことです。

通販などで商品を購入して、前払いや後払いを選択したときには、この日までに支払いをしてくださいという日が決められています。

その日までのことが「期日」です。

「期日」の使い方

あることをするとあらかじめ特定している日の意味では、「公判期日」のような使われ方をします。

その日までと前もって定められている日の意味では、「期日までにケーキを食べる」「期日に間に合うように支払う」のような使われ方をします。

「期日」を使った例文

・『日程が合わず、会議に期日がなかなか決まらない』
・『期日までに回答をしてください』
・『申告する期日は決められています』
・『期日を過ぎたら無効です』

「期日」の類語

「期限」「締め切り」が類語です。

「締め切り」には、前もって定められている終了の日という意味があります。

「期日」の対義語

対義語はありません。

「期限」の意味

「期限」とは、あらかじめ決められている一定の時期・期間のことです。

ある一時点から、それから先のある時点までの連続する期間の意味を持っています。

クーポン券には、使える日にちが、いつからいつまでと決められています。

この期間のことが「期限」です。

鉄道を利用するための定期券がありますが、この券は使用できるのがいつからいつまでと定められていて、使用できる期間は連続しています。

この期間のことも「期限」といいます。

「期限」の使い方

あらかじめ決まっている、連続する一定の時期・期間を指して使用をします。

クーポン券の場合だと、1月10日から1月20日までの間使えますなど決められていて、この期間のことを指して「期限」といいます。

1月10日はクーポン券を使えるけれど、1月11日は使えないなど連続していないものには、「期限』という言葉は使用しません。

「期限」を使った例文

・『期限付きで監督を務めることになった』
・『賞味期限がもうすぐ切れそうだ』
・『期限が切れてしまった』
・『明後日が期限です』

「期限」の類語

「期日」「締め切り」が類語です。

「期限」の対義語

対義語はありません。

まとめ

あらかじめ定められている日という意味は同じで、同じような使われ方をすることがありますが、まったく同じ意味を持っているのではありません。

「期日」の場合は前もって決められている特定の日のことで、「期限」の場合は連続する期間のことで、意味しているものは違います。