「籠る」と「篭る」の違いとは?分かりやすく解釈

「籠る」と「篭る」の違いとは?生活・教育

この記事では、「籠る」「篭る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「籠る」とは?

「籠(こも)る」とは、「かくれる」「はいる」「外出しないでいる」「参篭(さんろう)する」「音や声が閉じ込められて重くなり、ハッキリ伝わらなくなる」「空気の流れや、風通しが悪くなる」などの意味があります。

「参篭」とは、神社や寺に、一定期間こもって祈ることを言います。

「籠る」と似た意味を持つ言葉としては、「立て籠る」「引き籠る」、あるいは「閉じ籠る」などが挙げられます。

また、「籠る」「こめる」と読むこともできます。

この場合は、「中へつめる」「心を入れる」「ふくめる」などの意味になります。

「籠る」は、「籠もる」「籠める」と書き表すこともできます。


「篭る」とは?

「篭(こも)る」とは、「籠る」と同じような意味合いで使われている語で、他にも、「隠る」「こもる」と読み、似たような意味で用いられています。


「籠る」と「篭る」の違い

「籠る」「篭る」の違いを、分かりやすく解説します。

「籠る」とは、「かくれる」「はいる」「外出しないでいる」「参篭(さんろう)する」「音や声が閉じ込められて重くなり、ハッキリ伝わらなくなる」「空気の流れや、風通しが悪くなる」などの意味を持っています。

「篭る」「籠る」と同じように使われており、両者の意味の違いはほとんどありません。

「籠る」の例文

・『声が籠ってよく聞こえないので、もう一度言ってもらえますか』
・『在宅ワークをしていると、どうしても家に籠ってしまいます』
・『外出中は窓を閉め切っているので、部屋の空気が籠ってしまう』
・『日常生活に疲れた私は、しばらく山に籠ることにした』

「篭る」の例文

・『最近は悪天候が続き、外出できずに、家に篭ってしまっている』
・『仕事の都合で、しばらく仕事場に篭ることになった』
・『自分の心の中に篭っていた感情が、一気に溢れ出した』
・『試験に合格するために、部屋に篭って勉学に勤しんだ』

まとめ

「籠る」「籠」は、「かご」「こめる」「つつむ」などの意味があります。

また、「篭る」「篭」も、「かご」「こめる」「つつむ」などを表しています。

そのため、それぞれの漢字の意味から見ても、「籠る」「篭る」の違いはないようです。