「怯懦」と「怯弱」の違いとは?分かりやすく解釈

「怯懦」と「怯弱」の違い生活・教育

この記事では、「怯懦」「怯弱」の違いを分かりやすく説明していきます。

「怯懦」とは?

怯懦は、きょうだという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、こわがるやおじけるといった意味の怯の漢字に、意気地がないとか気が弱いといった意味がある懦の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ怯懦は、臆病で気が弱い事やそういった様を表すのです。


「怯懦」の言葉の使い方

怯懦は、気が弱くて意気地がないという意味に使われる言葉となっています。

臆病で気が弱い性格やそういった様子に対して、この怯懦という言葉が使用されているのです。

怯懦な性格を恥じる、といった使い方もされる事から、ネガティブな意味合いを含んでいます。


「怯弱」とは?

怯弱は、きょうじゃくという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、おそれるやひるむといった意味を持っている怯の文字に、よわいという意味を有する弱の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から怯弱は、積極性がなく臆病な事やそういった様を示すのです。

「怯弱」の言葉の使い方

怯弱は主に、臆病で積極性がないという意味で用いられています。

こわがりで引っ込み思案な性格を示す際に、この怯弱が使用されていたりします。

「怯懦」と「怯弱」の違い

怯懦と怯弱の文字表記を並べた上で見比べると、2文字目の漢字が懦と弱という違いがある事に気付く事が可能です。

所が最初の文字は同じ怯であり、どちらも臆病で気が弱いという性格を表す際に使用される事が多い言葉です。

持つ意味合いもほぼ同じであるものの、怯懦の懦は余り使用されず難解であるため、怯弱の方を使った方が分かり易かったりします。

まとめ

2つの言葉は、最初に同じ怯の漢字が使用されるだけでなく、気弱で臆病といった性格やその様子を示すという同じ意味を持つ言葉同士です。

ただし怯懦の懦は大半の人に馴染みがない漢字であるため、同じ意味を表す際には、怯弱を用いた方が相手に伝わり易かったりします。