「暴発」と「爆発」と「爆破」の違いとは?分かりやすく解釈

「暴発」と「爆発」と「爆破」の違い生活・教育

この記事では、予想外に銃器から銃弾が発射される「暴発」と急激な化学反応によってガスと熱と破壊現象が発生する「爆発」と爆発によって破壊を行う「爆破」の違いを分かりやすく説明していきます。

「暴発」とは?

不意に起こること、内心にこらえきれないものが鬱積したものが急激に現れること、にわかに過激な行動を行うことなどの意味もありますが、多く見られる使い方は銃器から不意に銃弾が発射されることで、大事故につながるケースが多々見られます。

動物がパニックに陥った際に異常な行動をとってしまうことを暴発行動ともいいます。

言葉の力強さの割には比喩表現などでは使われていない言葉でもあり、大暴発という言葉はカードゲームのカード以外の用例はほぼ見られません。


「爆発」とは?

物が勢いよく破れ裂けること、急激な化学反応によってガスにより爆発する物体の体積が一瞬で限界を超えて増大した結果破裂し熱と破壊現象が発生することや、感情が弾けたように一気にやけになった行動を起こすことなどを指し、ものすごい勢いであることを爆発的といい、爆発的大ヒット、爆発的な感染などという使い方があります。

爆発は非常に大きなエネルギーを発生するためエンジンはそのエネルギーを利用して動力を取り出しています。

(エンジンにおいては爆発を燃焼ともいいます) 爆発は規模が大きいものであれば大爆発、小さなものは小爆発という使い方があります。


「爆破」とは

爆発の衝撃によってものを破壊することで、建築物、岩石などを破壊するケースが有り採掘、トンネル工事、ビルや橋などの解体工事などにおいて爆破するケースが見られ、爆破自体に非常に映像的な迫力があるためテレビや映画でのシーンとして利用されています。

爆破には主にダイナマイトが使われ、爆発を作動させる信管の配線やダイナマイトの位置などが非常に工夫されています。

爆破予告は予告された以上対策を取ることが正しく、被害を一切出さない姿勢を警察は見せ、実際近年において爆破予告において日本では人的被害は出していない成果を上げているのですが、ビルを爆破するということは相当な手間と一人では同行できるレベルではない爆弾が必要となるということも確かです。

(1970年代にはテロ組織による国内の爆破事件がありました)

「暴発」と「爆発」と「爆破」の違い

暴発は主に意図せず銃器から銃弾が発射されることで、爆発や爆破と比べ利用されることではありません。

爆発は化学反応による体積の増大から破裂への流れで、エンジンなどでエネルギーとして取り出すこともあります。

爆破は爆発によってものを破壊することで、軍事的なものもあれば、掘削や解体、映画撮影などの利用ケースもあります。

まとめ

暴発と爆発と爆破では、暴発のみ根絶が目指されるものとなっています。

爆発を利用したものが爆破と言え、採石や建築物の解体などが行われており、爆発は凄まじく強い勢いの比喩表現としても使われています。