この記事では、「新品」と「未使用」と「新古品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「新品」とは?
製造されてから一度も消費者によって利用されていない物を指す言葉で、購入したばかりのおろしたての製品も新品といいます。
利用を開始した時点で新品ではなくなります。
楽器は個体数が少なく、試奏用として使われるものもありますが、消費者の手に渡っていないことで新品とされます。
家電の展示品を販売することも微妙な立ち位置ですが、「消費者によって利用されていない」という点で新品と言い通すこともできますが、実際には完全な新品より安く売るケースが多くなっています。
時間が経過したもので未開封の製品も新品として扱うことがあり、オークションなどで使われる言葉です。
「未使用」とは?
製品などをまだ使用していないことを指します。
購入してから箱を開けていない状態などを指し、使用した時点で未使用ではなくなり、少なくともコンディションの良い使用品となります。
未使用は新古品とほぼ同等という見方もできます。
オークションなどでよく見られる言葉と言えるでしょう。
車の未使用車は登録を経たものの使用されていない車で、展示車や直前のキャンセルのあやなどで新車ディーラーが登録をしたものの消費者が購入しなかったというところから発生して、中古車ディーラーなどで販売されます。
納車が早く、中古車店にあるものの実質的に新車というところがメリットです。
「新古品」とは?
一度は消費者の手に渡ったものの未使用の製品を指し、やはり箱からは出していないような実質的な新品となっています。
英語ではnew old stockと訳されます。
モデルハウスのキッチンなどの展示品を新古品として販売するケースもあります。
市場に出るタイミングの問題で特にパソコンや家電は型落ちの製品が多くなり、保証が弱めになります。
オークションでは未使用のほうがよく使われる言葉と言えるでしょう。
「新品」と「未使用」と「新古品」の違い
「新品」は店などで購入し一度も他の消費者の手に渡っていないものを指します。
例えば家電販売店、新車ディーラーで特記無く売られる一般の品物であれば全て新品です。
「未使用」は使用していない中古品で、消費者の手を一度渡っていることが基本です。
家電量販店では基本的に扱われていません。
逆に古物店では扱われているケースはあります。
新古品も未使用とほぼ同じ意味で使われる言葉で、一度消費者の手を渡ったことのある使用されていない新品です。
車の販売では「中古車」との混乱を避けるため「新古車」という言葉は使えず「未使用」という言葉になります。
まとめ
「新品」と「未使用」と「新古品」は「新品」のみ他の人の手に渡ったことがなく、使用されたこともないものです。
「未使用」と「新古品」は使用してないものの別の消費者の手に一度渡った品物で、意味はほぼ同じですが、業種などで使われ方が異なります。