この記事では、「確信」と「核心」と「革新」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確信」とは?
ある物事や判断・人の言動について、固く信じていてその哲学を疑わないことです。
「確」の意味は、はっきりしていて間違いがない、です。
「信」の意味は人が言ったことをどこまでも押し通す、というものです。
「確信」の例文
・『彼が真実を言っていると確信しています。』
彼の言っていることを信じて疑っていない様子。
・『成功を確信して事業を立ち上げた』
事業が成功するということを固く信じているので立ち上げたということ。
「核心」とは?
ある物事や問題の本質や本題を構成している大切な部分です。
「核」の意味は物事・物体の中心です。
「心」の意味は人間にとって大事なこころ、意識、精神というものがあります。
「核心」で物事の中心の大事なかなめ、といった意味です。
「核心」の例文
・『この問題の核心は人間関係の悪化です』
この問題が起こっているそもそもの原因は人間関係の悪化から来ているということ。
・『彼の教育方針は、自主性を育てるという目的が核心にある』
教育方針の本質、中心に自主性を育てるというものがあるということ。
「革新」とは
古い組織や慣習などを変更して新しい制度や方法を取り入れていくこと、という意味です。
古い制度が悪かったどうかは関係なく、古い制度をやめて新しい変化をさせるものです。
多少の変化では調整や修正になってしまいますが、もっと大きな変化のことを指します。
また、革新はただ新しければよいというものではなく、今までよりも悪くなっている場合は使えません。
また古いものを終わらせただけで新しいものを作っていない場合も当てはまりません。
「革」はたるんでだめになったものを建て直しす、という意味です。
「新」はあたらしくするという意味です。
「革新」の例文
・『このシステムは革新が必要だ』
今のシステムでは不十分であり、新しいものが必要だ。
・『このアイデアは革新的だ』
このアイデアは今までにないもので全く新しいものだ。
「確信」と「核心」と「革新」の違い
この3つの言葉の読み方は“かくしん”で同じですが、意味はそれぞれ全く違うものです。
3つとも漢字の意味にかなり言葉の内容が似ているため、分からなくなったら漢字の意味を考えると思い出すことができます。
日常的に一番使うのは「確信」です。
信じています、という言葉よりも大きな信念がうかがえます。
「核心」は文章やビジネスのシーンでより使う言葉です。
「革新」はさらにビジネスの中でも産業界や政治などの特定の場面で使われることが多いです。
まとめ
これらの言葉は日常で頻繁に使うことはないものの、知っているとより語彙力が上がり、話す内容に説得力が増します。
特に「革新」では少しの変化ではこの言葉に不十分になりますので、大きな変化の場合に使うように気をつけたいところです。