この記事では、「既婚」と「未婚」と「シングルマザー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「既婚」とは?
「既婚」という言葉の意味は非常に簡単です。
すなわち「結婚している」ということです。
この時の「結婚」とは一般的には戸籍上(法律上)の婚姻関係を結んだということを表していますが、実際には「結婚」はそれだけではありません。
いろいろな理由があって籍を入れず、事実婚という扱いで夫婦関係を築いている人もいます。
日本では同性婚が認められていませんので、同性で夫婦として暮らしている人々もたくさんいらっしゃいます。
大きな意味で言えば、これらの「戸籍の変更を伴わない」結婚をしている状態のことも「既婚」と呼ぶ場合があります。
英語では「married」と言います。
結婚している相手のことは「配偶者」と呼びます。
「未婚」とは?
「未婚」とは「既婚」の対義語となる言葉です。
意味としては「結婚していない」という状態のことです。
言い換えれば「配偶者がいない」状態とも言えます。
前述のように、大きな意味で言えば「戸籍の変更を伴わない結婚」の状態でもないことです。
英語では「unmarried」です。
「未婚」の状態は、「まだ結婚していない」、「結婚したが離婚した」、「結婚したが死別した」という3つの状態があり得ます。
「シングルマザー」とは
「シングルマザー」とは一般的には「未婚で子供を育てている母親」のことです。
「シングル」というのは、「一つ」とか「一人」という意味ですが、「未婚の」という意味もあります。
最近ではこの意味に加えて、「既婚状態の母親」ではあるが、配偶者が子供の養育を行わない場合も「シングルマザー」と呼ぶこともあります。
「既婚」と「未婚」と「シングルマザー」の違い
「既婚」と「未婚」の違いは「結婚」の状態であるかどうかの違いです。
すなわち「結婚」の状態なら「既婚」で「結婚」の状態でなければ「未婚」です。
この時の「結婚」は現代の用法では法律上のものだけではないのが、一般的です。
それに対して「シングルマザー」は一人で子供を育てている母親です。
現代の用法では「結婚」状態の配偶者がいるかどうかは問われません。
英語でも「Single Mother」という言葉はありますが、最近は「Single Parent」を使うことが多いでしょう。
まとめ
この記事では「結婚」を中心とした3つの言葉に関して解説しました。
ここまで述べてきたように、同じ言葉であっても時代によって意味が変わってくることはよくあることです。
特に現代のように多様性(ダイバーシティ)を重んじる時代においては、このような言葉の意味が拡大されて解釈されるようになります。