「国立」と「公立」の違いとは?分かりやすく解釈

「国立」と「公立」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「国立」「公立」の違いを分かりやすく説明していきます。

「国立」とは?

「国立」とは国が管理や運営経営しているものに対して使われます。

例えば「国立」大学であれば国が法人を擁立して国が直接運営する大学として設立された学校です。

公園などの教育とは関わらず誰でも利用できる施設にも「国立」のものはありますがそれらも運営しているのは国ですし、管理や運営するための人は国の雇われになっている人が多いでしょう。

ただし運営するための費用を国から直接出さないといけないため、「国立」の施設は全国的に見るとそれほど数多くはありません。


「公立」とは?

「公立」とは都道府県や市区町村が設立し管理や運営している施設を指します。

各都道府県や市区町村が主にその地域に住んでいる人たちのため必要に応じて、あるいは住人からの強い要望の声に応えて資金を出して設立した施設です。

「公立」の施設は都道府県や市区町村としての収入や国からの援助でもある程度賄えるので、利用する人達が負担する費用が抑えられます。

また国が直接ではなく地方の公共団体が運営しているので日本全国どこでも見かけるというくらい「公立」の施設は数多いです。


「国立」と「公立」の違い

「国立」「公立」の違いを、分かりやすく解説します。

国が直接設立して運営している施設が「国立」で、都道府県や市区町村などの地方公共団体が設立して運営している施設が「公立」です。

国が直接施設を運営するのは国庫の負担が大きくなりがちなので「国立」の施設はそれほど多くありません。

ですが地方公共団体が住人のための施設を設立運営すると国から補助金が出るので、「公立」の施設は国全体で見れば非常に多く存在します。

まとめ

国こそが公の最たるものなので「国立」「公立」も同じではと思うかも知れませんが、国そのものが運営しているのかそれと地方単位の団体が運営しているかが「国立」「公立」の違いです。

「国立」「公立」では母体の大きさとそれに伴うフットワークの軽さが違うので、主な資金源や住人の声の反映しやすさに違いがあります。