「シリコン」と「シリコーン」の違いとは?分かりやすく解釈

「シリコン」と「シリコーン」の違い専門用語・業界用語

「シリコン」「シリコーン」はどちらもケイ素を使っているものですが、とても似ている言葉から違いが分からない人も多く存在します。

この記事では、「シリコン」「シリコーン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「シリコン」とは?

「シリコン」は英語で“silicon”と書きます。

「シリコン」はケイ素のことを示す言葉であり、これを金属化させたものはパソコンや精密機械の半導体に使われていることで有名です。

ケイ素の原料となるものは二酸化ケイ素であり、地球上には多く存在しています。

元素としての「シリコン」は地球上でも酸素に次いで2番目に多く存在している物質であり、今日では半導体など色々な場面で使われています。

「シリコンバレー」はアメリカの工業地帯として有名であり、優れた半導体メーカーが揃っているのが特徴です。


「シリコーン」とは?

「シリコーン」は英語で“silicone”と書きます。

「シリコーン」はケイ素を使った化合物を示す言葉であり、これは樹枝状となっていることから様々なものに使われています。

「シリコーン」を使ったものとしては、接着剤、潤滑油、コーティング剤など工場で使うものが有名です。

工場以外にも一般向けにはシャンプー、ワックス、化粧品、医療用品、食品添加物、玩具など様々なものに使われています。


「シリコン」と「シリコーン」の違い

この2つはどちらも原料がケイ素であり、名前が非常によく似ていることから間違えやすくなっています。

「シリコン」は元素を示す言葉であり、半導体によく使われていることで有名です。

「シリコーン」はケイ素を原料とした樹脂であり、これは色々な場面で使われています。

まとめ

ケイ素は地球上でも2番目に多い元素であり、生活の様々なものに使われています。

「シリコン」は現代に欠かせない半導体を作る際に使われますし、「シリコーン」は樹脂として工場から日用品など色々な場面で使用されています。