この記事では、「キャブ車」と「インジェクション車」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャブ車」とは?
エンジンにガソリンを噴霧する部分が電子制御式ではない装置、キャブレターを使用した自動車やバイクを指す言葉です。
1990年代にはほぼ新車で買える自動車のキャブ車の生産は終了しており、その時期に販売されていたキャブ車は下位グレードということが多くなっていました。
キャブ車で高性能を楽しめるというものになると1970年代の車種ということになるでしょう。
キャブ車はカスタマイズが楽しみやすかったというメリットがありますが、現在ではこのメリットは部品供給や中古車価格の高騰もあり恩恵が受けにくくなっています。
バイクは2000年代初頭までキャブ車が販売されています。
低温時などにエンジンがかかりにくいケースがある、燃費や排ガスの面で性能が劣っていたこともキャブレターが廃れた理由です。
「インジェクション車」とは?
インジェクション車は電子制御によってガソリンを噴霧する装置を搭載した自動車やバイクで2020年時点ですべてのエンジン搭載車の新車はインジェクション車になっています。
制御を緻密に行えることで燃費や排ガス浄化性能に優れており、エンジンもかかりやすくなっています。
自動車では1980年代には存在しており、現在では標準装備になっています。
バイクでは2000年代に装備が進みました。
電気自動車には存在しない装備です。
「キャブ車」と「インジェクション車」の違い
「キャブ車」と「インジェクション車」の違いを、分かりやすく解説します。
キャブ車は燃料噴霧が機械制御になっている車やバイク、インジェクション車は燃料噴霧が電子制御になっている車やバイクを指し、性能的にはインジェクション車のほうが上となり、インジェクションが高級装備となっていた時期もありました。
キャブレター車で高性能というものは自動車では1970年代、バイクでは1990年代あたりになります。
まとめ
「キャブ車」と「インジェクション車」は燃料噴霧制御の違いを指し、現在日本において新車でキャブ車を買うことはできません。