同じ助ける行為でも「アシスト」と「サポート」にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「アシスト」と「サポート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アシスト」とは?
「アシスト」は英語表記で“assist”です。
意味は、手伝う、支援する、力を貸す、です。
この意味のまま日本語として用いられています。
「アシスト」は人の仕事や人の役割などを直接手伝うことを意味します。
そのため、「アシスト」の場合、仕事においては、ある程度、直接かかわりを持ち手伝うことになります。
その人のことを周りからではなく、困っている仕事の内容を直接、手伝う行為が「アシスト」です。
また、サッカーなどでのスポーツではゴールに導く直接的な手助けを行う際に「アシスト」という言葉が用いられます。
「アシスト」の使い方
「アシスト」は「アシストする」や「アシストを頼む」などといった使い方のほかに様々な言葉があります。
「電動アシスト付き自転車」や「パーキングアシストシステム」。
また、プレイ中に「ナイスアシスト」といった形でも「アシスト」は用いられます。
「サポート」とは?
「サポート」は英語表記で“support”です。
意味は、支える、支援、です。
この意味のまま日本語として用いられています。
「サポート」は、あくまでも支えることであって、裏方の仕事に近いものがあります。
その人の仕事や役割などに直接かかわることはありません。
その人の周辺から支える行為が「サポート」です。
「サポート」の使い方
「サポート」は「サポートする」や「サポートを受ける」などといった使い方のほかに様々な言葉があります。
「サポート体制」や「サポートセンター」「サポート詐欺」などといった言葉があります。
「アシスト」と「サポート」の違い
「アシスト」と「サポート」は、その関わり方に大きな違いがあります。
「アシスト」は、その人の仕事に直接的の関わり助ける行為。
それに対し「サポート」は、その人の仕事に直接関わることはなく生活面などから支える行為を意味します。
このように同じ支える行為でも、その関わり方によって「アシスト」と「サポート」を使い分けることになります。
「アシスト」の例文
・『電動アシスト付き自転車は坂道でも楽々です』
・『先輩のアシストがなければ、今回の契約は成立しなかったと思います』
・『今回は部下に任せ、私はアシストに徹することに決めた』
・『試合で子供が良いアシストをしたことを褒めてあげたい』
「サポート」の例文
・『私が仕事に集中することができるのは妻のサポートのお陰です』
・『わからないことはサポートセンターに問い合わせてみる』
・『受験勉強には、家族のサポートが大切です』
・『私は選手をサポートする仕事に誇りを持っています』
まとめ
「アシスト」と「サポート」には以上のような違いがあります。
どのような形で支援するのかによって適切に使い分ける必要があります。