「アイパー」と「パンチパーマ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アイパー」と「パンチパーマ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「アイパー」「パンチパーマ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アイパー」とは?

「アイパー」は衣服に使うアイロンのように平らなコテを使って作るパーマです。

アイロンパーマの略称と認識している人も多いですが間違いであり、美容業界の用語としては全くの別物として扱われています。

「アイパー」は平らなコテを使っているためウェーブのようなうねりやカールのような丸まりがなく、髪がストレートな形になります。

前髪全体を後ろに流して額を丸出しにするオールバックは、髪が長い人がする「アイパー」の代表とも言えるポピュラーな「アイパー」です。

髪に対してどの位置から「アイパー」を掛けて曲げるかによって髪型や印象が大きく変わり、根本から掛ければオールバックのように薄くスッキリとした印象にもできますし、根本から離せばリーゼントのようにボリュームを出すこともできます。


「パンチパーマ」とは?

「パンチパーマ」とは細い円柱状のアイロンに髪を巻きカールさせて作るパーマです。

熱を使って髪にカールの形状を固定するパーマでありアイロンパーマの一種になります。

短髪を円柱状のアイロンに巻いて熱を加えてカールを作って並べていき、最後に櫛などで軽く調整すると「パンチパーマ」の完成です。

バブル期に不良や暴力団関係者が好んでいたため偏見の目も多い髪型で、厳つく怖い髪型として不良などのステレオタイプな髪型として1980年代から扱われています。

ですが時が経った現代では「パンチパーマ」と不良や暴力団を繋げる偏見も薄れて、個性的な髪型の一つとしてリバイバルブームも起きており「パンチパーマ」に整える人も少しずつ増えてきました。


「アイパー」と「パンチパーマ」の違い

「アイパー」「パンチパーマ」の違いを、分かりやすく解説します。

平らなアイロンを使ってストレートに整える髪型が「アイパー」で、円柱状のアイロンを使って髪をカールさせる髪型が「パンチパーマ」です。

「アイパー」は髪が長い人にも短い人にも可能ですが、「パンチパーマ」は髪が短い人用のパーマになります。

また「アイパー」はあくまでも平らなアイロンを使ったパーマ全般を指す言葉です。

そのため最終的にはオールバックやリーゼントに角刈りなど様々な髪型になります。

しかし「パンチパーマ」は円柱状のアイロンを使った特定の髪型を指す言葉なので、髪の長さで呼び方が変わることがあっても強いカール以外の髪型になることはありません。

まとめ

「アイパー」はストレートに固めるためのパーマなのに対して「パンチパーマ」はカールした状態で固めるためのパーマだと考えると違いがわかりやすいでしょう。

「アイパー」はストレートにしてもどのように固めるかで印象が変わりますが、「パンチパーマ」は短髪で強いカールを掛けることになるので、「パンチパーマ」の内で印象を変えようと工夫しても難しいです。