この記事では、「電子ピアノ」と「エレクトーン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「電子ピアノ」とは?
鍵盤がタッチを感知して、スピーカーから音を出すピアノの一種です。
グランドピアノやアップライトピアノは弦の振動によって音を出します。
鍵盤を押すとハンマーが弦をたたき、それによって弦が振動をして音が出ます。
この言葉が指すものは弦をたたいて音を出しているのではありません。
鍵盤を押すとそれをセンサーが感知し、情報が音源に伝わって、スピーカーから音が出るものです。
音は合成したピアノのもの、または実際のピアノのサンプル音源を使用しています。
このピアノの鍵盤には樹脂を使ったものが多いです。
しかし、アップライトピアノなどと同じようなぬくもりを感じられるような、木材を使用したものも登場してきています。
サイズは横幅についてはさまざまですが、大人が2人並んで立った幅よりも少し大きいくらいです。
奥行きは大きくても50cmほどです。
このピアノは、音を出すという意外の機能も備えられています。
たとえば、アンサンブルをするです。
オーケストラのように他の楽器の音を聞きながら演奏することができます。
音を変えられるものもあります。
録音機能をつけたものもあり、自分の演奏を聞きたいときに役立ちます。
製品によって、鍵盤を押したときの感じや音の感じは異なります。
「電子ピアノ」の言葉の使い方
鍵盤を押すとセンサーが感知をして、スピーカーから音を出すピアノを指して使用する言葉です。
「エレクトーン」とは?
ヤマハ株式会社が製造発売する電子オルガンの名前です。
商標登録されています。
1959年に誕生をし、以来いくつものモデルが登場しています。
この楽器には上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤の3つの鍵盤が取り付けられています。
それぞれを組み合わせることで、多彩な音楽を楽しめます。
手と足を使って演奏をするので、躍動感あふれるパフォーマンスが可能です。
3つの鍵盤はそれぞれ楽器の音を選択することができます。
管楽器や打楽器など、さまざまな楽器の音を楽しめます。
演奏したものはデータを保存することが可能で、USBフラッシュメモリーに保存をして、友達と楽しんだり、携帯音楽プレーヤーで聞いたりといった楽しみ方も可能です。
いくつものモデルがありますが、ひきやすさを考えて、どのモデルも鍵盤と椅子との位置関係が同じです。
「エレクトーン」の言葉の使い方
ヤマハ株式会社が製造発売する電子オルガンを指して使用する言葉です。
ヤマハ株式会社が販売しているものだけをいいます。
「電子ピアノ」と「エレクトーン」の違い
前者は一般名称で、さまざまなメーカーのものがあります。
グランドピアノやアップライトピアノに似せて作られています。
後者は商品名です。
さまざまな音源や演奏を楽しめる楽器です。
まとめ
形や音が似ていますが、それぞれ別のものです。
一方は商標登録されている商品の名前です。