「敏感肌」と「乾燥肌」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「敏感肌」と「乾燥肌」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「敏感肌」「乾燥肌」の違いを分かりやすく説明していきます。

「敏感肌」と「乾燥肌」の違い

「敏感肌」「乾燥肌」の違いについて紹介します。


「敏感肌」と「乾燥肌」の使い方の違い

「敏感肌」「肌がちょっとした刺激にも反応して何らかの症状を起こす体質のこと」に使われます。

肌が弱く、小さな刺激でも赤くなったり、かゆみを伴ったりします。

「乾燥肌」「肌の水分量が減り、カサカサした状態のこと」に使われます。

悪化すれば、赤くなったり、かゆみを伴ったりします。


「敏感肌」と「乾燥肌」の英語表記の違い

「敏感肌」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「sensitive skin」「傷つきやすい」「敏感肌」という意味で、最もよく使われる表現です。

“I have sensitive skin.”
(私は敏感肌です)
2つ目は「reactive skin」「反応しやすい肌」「敏感肌」という意味です。

“I am looking for cosmetics for reactive skin.”
(私は敏感肌用の化粧品を探している)
「乾燥肌」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「dry skin」で、「渇き肌」「乾燥肌」という意味であり、「ドライスキン」と日本語にもなっています。

“I have dry skin.”
(私は乾燥肌です)
2つ目は「flaky skin」「粉を吹いた様にかさかさの肌」=「乾燥肌」というニュアンスです。

“I have flaky skin in winter.”
(私は冬に乾燥肌になる)

「敏感肌」の意味

「敏感肌」「びんかんはだ」と読みます。

意味は、「肌がちょっとした刺激にも可能に反応して、赤みかゆみなどの症状を起こす性質のこと」です。

肌が、化粧品や紫外線、ホコリや花粉などの刺激に過剰に反応して、赤くなったり、湿疹が出来て赤くなったりします。

「敏感」「感覚や感度が鋭いこと」という意味で、何かに対して強く感じる状態です。

女性に「敏感肌」が多いのは、ホルモンバランスが変化して身体の免疫機能に影響が表れるからだとされています。

美肌に良かれと思って高級な化粧品を使用したところ、香料や防腐剤などが含まれていて、肌トラブルを起こすこともあるのです。

「敏感肌」の使い方

「敏感肌」「肌がちょっとした刺激にも過剰に反応して赤みやかゆみを起こす性質のこと」に使われます。

名詞・形容動詞として「敏感肌だ・である」と使われたり、「敏感肌で」と副詞として使われたりします。

「敏感肌」は、自分がそうだと思った時に主観的に使う言葉であり、人から見てすぐに分かるものではありません。

「敏感肌」を使った例文

・『私は敏感肌なので、化粧品は全てオーガニック製品しか使えない』
・『敏感肌の為に日焼け止めが使えず、夏場はほとんど外出できない』
・『敏感肌用の化粧品はどれも高くて選ぶのに苦労する』
・『先日化粧品を変えたらピリピリするのは敏感肌のせいだと思う』
・『若い頃よりも今の方が敏感肌になっていると思う』

「敏感肌」の類語

「荒れ性(あれしょう)」
「肌が赤くなったり、ガサガサになったり炎症を起こし易い性質のこと」という意味です。

「私は荒れ性なので、冬場はハンドクリームを持ち歩いている」などと使われます。

「アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)」「肌に湿疹ができて強いかゆみを伴い、良くなったり悪くなったりを繰り返す症状のこと、皮膚のバリア機能が低下して起きる」という意味です。

「子供がアトピー性皮膚炎で、長い間皮膚科に通院している」などと使われます。

「敏感肌」の対義語

「健康な肌(けんこうなはだ)」
「肌質が丈夫で、かゆみや炎症などが起きにくい性質」という意味です。

「彼女は小麦色で健康な肌をしている」などと使われます。

「乾燥肌」の意味

「乾燥肌」「かんそうはだ」と読みます。

意味は「肌の内部に水分が足りずに、カサカサとしたり、ひび割れたりする性質のこと」です。

肌の内部に保持される水分が足りずに、カサカサしてしわができ易くなったり、酷い時にはひび割れたりする状態です。

「乾燥」「湿気や水分がなくなること」という意味で、それにより性質が変わることもあります。

女性の場合ダイエットによる栄養やビタミン不足が原因であることが多くなります。

美肌の為に顔を洗い過ぎてしまい、肌を覆っている必要な皮脂や水分まで洗い流してしまうことも原因の一つです。

「乾燥肌」の使い方

「乾燥肌」は、「肌の内部にある水分が足りずに、カサカサしたりひび割れたりする性質」に使われます。

名詞・形容動詞として「乾燥肌だ・である」と使われたり、「乾燥肌で」と副詞として使われたりします。

「乾燥肌」は、肌に水分がない状態であり、悪化すると「敏感肌」になる人も多いことから、使い分けが難しくなっています。

乾燥していても化粧品でカバー出来れば「乾燥肌」、様々な肌トラブルが起きてしまうのが「敏感肌」と言えます。

「乾燥肌」を使った例文

・『冬になると全身の乾燥肌が一層ひどくなる』
・『乾燥肌なので、年中使えるボディローションを購入した』
・『私は乾燥肌で、お風呂上りにすぐに化粧品を使わないと顔が突っ張ってしまう』
・『冬の乾燥肌は顔だけではなく背中がかゆくてとにかく辛い』
・『乾燥肌なので加湿器を購入して部屋に置いた』

「乾燥肌」の類語

「お肌のかさつき(おはだのかさつき)」
「お肌がかわいてかさかさとした手触りになること」という意味です。

「お肌のかさつきが気になる季節になった」などと使われます。

「粉吹き肌(こふきはだ)」
「お肌がかわいて皮膚が剥がれ、まるで粉を吹いた様になる状態」という意味です。

「冬になると粉吹き肌が一層ひどくなる」などと使われます。

「乾燥肌」の対義語

「潤い肌(うるおいはだ)」
「肌に水分が十分あり、しっとりとうるおっている状態」という意味です。

「化粧品を変えたら潤い肌がよみがえった」などと使われます。

まとめ

今回は「敏感肌」「乾燥肌」について紹介しました。

「敏感肌」「刺激に弱い肌」「乾燥肌」「水分が足りなくてカサカサの肌」と覚えておきましょう。