この記事では、「ネパール」と「ブータン」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ネパール」とは?
「ネパール」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ネパール」は、正式名称は「ネパール連邦民主共和国」と言います。
「ネパール」は「南アジアの連邦共和制国家で、東、西、南をインドと接していて、北を中華人民共和国チベット自治区に接している国のこと」という意味があります。
「ネパール」の最大の特徴は、国土に広がる、世界最大の山脈、ヒマラヤ山脈でしょう。
ヒマラヤの最高峰「エベレスト」も、「ネパール」の国土の中にあります。
そのため「ネパール」は、ヒマラヤ登山、エベレスト登頂の玄関口に位置する街として、登山家たちが足しげく訪れる国となっています。
さらに、複数の宗教が混在する国で、ヒンドゥー教、仏教徒が多く、仏教を開いたブッタの生誕地でもあります。
後発開発途上国に分類され、世界で唯一四角形でない国旗を持つ国としても知られています。
農業が盛んで、ヒマラヤ登山を中心とした観光業も盛んです。
「ブータン」とは?
「ブータン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ブータン」は「ブータン王国」の略語となります。
「ブータン」は、「南アジアに位置する、立憲君主制国家で、北は中国、南西南は、インドと接している国のこと」という意味があります。
民族としては、チベット系が8割、ネパール系が2割で、ゾンカ語という公用語が使われています。
ただし、1949年まで、イギリスの保護国だったことから、英語が準公用語のように使われています。
国旗は黄色とオレンジの地に、竜が描かれているのが特徴的です。
以前は国王を中心とする「絶対君主制」が採用されていましたが、2008年になると、憲法が公布され、首相が選出されるようになり、立憲君主制に移行しています。
国王は65歳定年制が採用されている、ユニークな制度を持ちます。
1972年にワンチュク国王が提唱した「国民総幸福量」に基づいて、「世界一幸せな国」として、世界から注目されています。
「ネパール」と「ブータン」の違い
「ネパール」と「ブータン」の違いを、分かりやすく解説します。
「ネパール」も「ブータン」も、どちらも南アジアの国という共通点があります。
ただし、「ネパール」と「ブータン」は、違う国を意味する言葉になります。
「ネパール」の最大の特徴は、国土にヒマラヤ山脈があり、世界最高峰のエベレストがそびえたという点です。
一方「ブータン」は、幸せな国として知られているという点になります。
また、「ネパール」は「共和国」なのに対して、「ブータン」は、立憲君主制という、王様がいるかいないかという違いもあります。
まとめ
「ネパール」と「ブータン」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。