「宴会」と「会合」と「会食」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「宴会」と「会合」と「会食」の違いとは?生活・教育

この記事では、「宴会」「会合」「会食」の違いを分かりやすく説明していきます。

「宴会」とは?

座敷で食事、飲酒とともに演舞などを楽しむ会合のことで酒盛りも指します。

鑑賞、実演を問わず演舞を楽しむという点は必須ではありませんが、飲食は必須で、酒に関しても飲める人は飲む会と言えるでしょう。

人数的な定義ではニ~三人を宴会とは言わず、コンパなどの集まりや会社の課などある程度まとまった人数を定義に含んでいます。

人数的には一つの室内に集まれるという範囲が上限です。

ホテルや旅館の宴会場をイメージするとわかりやすいでしょう。

言葉の性質的にパーティーとの区分が難しいのですが、一般的に座敷で行うものは宴会といいます。

新年会や忘年会、誕生会など、テーマを持って行うことも出来ます。


「会合」とは?

宴会・会食などに相当した意味合いでは人が集まる際の集まり自体を指す言葉で、相談や談話を目的としていることが大半です。

集まりを指すことから集会を目的としたものも会合に含まれます。

また、飲食や飲酒などは必須ではないことも特徴で、人数も定義はなく、二人以上であれば会合と言えます。

会合を行う場所は特に決まりはなく、会議室はもちろん、飲食店やパーテーションで分けられたスペース、応接室など様々です。

G20消費者政策国際会合、金融政策決定会合などのように公的機関によって使われるケースもあります。

会議だけでなく投票による決定、新たな首長の顔見せなどの役割もあり、会議よりも範囲の広い言葉です。


「会食」とは?

何人かの人が集まって食事をともにすることで、「宴」の要素はありません。

友人同士、会社の同僚や政府の高官と銀行の重役、一般の家族など会食する関係性に定義はなく、会食をするつもりで集まった二人以上であれば会食になります。

知らない人同士で会食の意思のないもの同士の食事は相席になります。

会食が行われる場所は基本的に飲食店や家となります。

「宴会」と「会合」と「会食」の違い

「宴会」「会食」は人が集まって食事をするという点では共通していますが、宴会はより楽しむことを強調しているもので、芸者やコンパニオンを呼ぶということもありえます。

宴会は座敷で行われることが中心で酒が飲める時間帯に行われることが一般的です。

会食は二人からの定義なのに対し、宴会は基本的に四人以上の集まりとなります。

宴会も会食も誕生日や忘年会などテーマを決めることがありますが、より個人的なものが会食にあたると言えます。

「会合」は人が集まることを指す言葉でこちらも二人以上からとなりますが、食事は必須要素ではありません。

挨拶のため、顔見せのため、決議のためなど目的が会議よりも広くなっています。

まとめ

「会合」「会食」は似ている部分もありますが、会食では出来ないことも多く、会合+食事がすべて会食とまでは言えないでしょう。

一方「宴会」「会食」も似ている言葉の面もありますが、楽しむ目的のものが宴会で、酒盛りの要素が入ると宴会になります。