仕事図鑑などを見ていると、よく似た言葉を見つけることがあります。
この記事では、「パフォーマー」と「アーティスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
あいまいな言葉の、白と黒をはっきりつけていきましょう。
「パフォーマー」とは?
パフォーマーとは、お客さんを楽しませるため演技や演奏をする人のこと。
サーカスの曲芸や、イベントの大道芸、オリンピック開会式の演技もパフォーマーの大切なお仕事です。
パフォーマーは夢のあるパフォーマンスをおこなう人のことなので、色々な演目を身につける必要があります。
たとえば空中ブランコなどのアクロバット。
そしてパントマイム。
複数のボールを操る、ジャグリングに挑戦することもあります。
またお客さんの心を惹きつける、巧みな話術も大切です。
パフォーマーになるには独学で学ぶほか、サーカス団のオーディションを受ける、ダンスや声楽を教えてくれる専門学校に入学するなどの進路があります。
パフォーマーは海外でとくに人気のある仕事なので、語学を身につければ世界中で活躍できます。
お客さんに愛と喜びを与えられる、魅力的な仕事です。
「アーティスト」とは?
アーティストとは、音楽活動をおこなう人のこと。
バンド演奏する人、バンドに楽曲を提供する人、歌を歌うボーカルなど、音楽にゆかりのある人をまとめてこう呼んでいます。
ちなみにアーティストのジャンルは、邦楽ポップスだけではありません。
ロックやレゲエ、ジャスやクラシック、演歌もアーティストに入ります。
フリーで活躍している人もいれば、芸能事務所や楽団などに所属している人もいます。
新曲は自分のバンド用につくることもあれば、芸能人やアイドルから頼まれた楽曲をつくることもあります。
またドラマの主題歌や映画の挿入曲を頼まれることも多いです。
アーティストというとベートーヴェンのような孤独を思い浮かべますが、実際には音楽をとおして色々な人と交流できる、とても魅力的な仕事です。
「パフォーマー」と「アーティスト」の違い
どちらも人を喜ばせる仕事です。
「パフォーマー」と「アーティスト」の違いを、分かりやすく解説します。
・パフォーマーは表、アーティストは裏
パフォーマーはテーマパークやイベントで、ダンスや大道芸をおこなう人のこと。
アーティストは、音楽活動をおこなっている人です。
パフォーマーは自らが「商品」という側面があるので、からだひとつでお客さんに感動を届けます。
対してアーティストは作曲をしたり、歌を歌ったり、「裏方」として活躍することもあります。
より目立つのがパフォーマー、パフォーマーの演技をより際立たせるのがアーティストです。
まとめ
「パフォーマー」と「アーティスト」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも演芸や音楽にまつわる、夢のあるお仕事です。
パフォーマーは大道芸やアクロバットをおこない、感動をあたえる仕事。
アーティストは音楽を作ったり、歌を歌ったりする仕事です。
色々な仕事を知って、未来への足がかりにしていきましょう。