この記事では、「能力」と「スキル」と「知識」の違いを分かりやすく説明していきます。
「能力」とは?
「能力」は「のうりょく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを成し遂げられる力」という意味で、本質的にものごとをこなす力があることを言います。
2つ目は「法律用語で、ある事柄に必要とされる資格のこと」という意味です。
上記に共通するのは「評価されている性質」という意味です。
「能力」の使い方
「能力」は名詞として動詞を伴い「能力がある・ない」と使われたり、複合語として「潜在能力」「処理能力」などと使われたりします。
基本的に、人が生まれつき備え持っている、ものごとを成し遂げられる性質のことに使われる言葉です。
「能力」の例文
・『彼にはこのプロジェクトを最後までやり遂げる能力がある』
「スキル」とは?
「スキル」は「訓練によって身に付ける、特殊な技能や技術」という意味です。
何度も習練することにより得られる技量であり、自分で少しずつ開発していく力のことを言います。
「スキル」は英語の「sill」が日本語化した言葉で、「手腕」「技量」「器用さ」「技能」「技術」「わざ」などの意味があります。
「スキル」の使い方
「スキル」は日本語の場合、名詞として動詞を伴い「スキルがある・ない」「スキルを身に付ける・身に付けた」などと使われたりします。
基本的に、人が何度も練習することにより身に付けたり、開発していく力のことを言います。
「スキル」の例文
・『パソコンのスキルに関しては彼女の右に出るものはいない』
3「知識」とは?
「知識」は「ちしき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある事柄に対して知っている内容」という意味で、自分がその事柄について持っている情報のことを言います。
2つ目は「あるものごとについて認識・理解すること」という意味で、あるものごとの存在や事実を知ることを言います。
3つ目は「考える働き」という意味で、人がものごとに取り組む時に、あれこれと考えを巡らせる働きのことを言います。
上記に共通するのは「自分で理解する」という意味です。
「知識」の使い方
「知識」は名詞として動詞を伴い「知識がある・ない」「知識を得る・得た」と使われたり、複合語として「予備知識」「知識人」などと使われたりします。
基本的に、ある事柄について役立つ、自分で理解している情報のことを言います。
「知識」の例文
・『彼は税務の知識が豊富で、社長からも絶大な信頼を得ている』
「能力」と「スキル」と「知識」の違い
「能力」は「人が生まれつき備え持っている、ものごとを成し遂げられる性質のこと」という意味です。
「スキル」は「人が何度も練習することにより身に付けたり、開発していく力のこと」という意味です。
「知識」は「ある事柄について役立つ、自分で理解している情報のこと」という意味です。
まとめ
今回は「能力」と「スキル」と「知識」について紹介しました。
「能力」は「ものごとを成し遂げる力」、「スキル」は「練習して身に付ける力」、「知識」は「身に付けた情報」と覚えておきましょう。