この記事では、「ハイビジョン」と「フルハイビジョン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハイビジョン」とは?
現在では画素数1280×720の動画を指す言葉で、2011年の地上デジタル放送化によって地上波の放送はこれ以上の画素数であるフルハイビジョンに近い形で圧縮したものが基本となっています。
16:9画面サイズも現在の日本のハイビジョンという言葉の定義には含まれていると言っていいでしょう。
また、4:3を前提としたハイビジョン撮影機器が業務用として存在していないこともあります。
過去の規格としてアナログハイビジョンも存在していましたが、BS放送の一部とレーザーディスクの一部に対応したもので普及する価格帯のものではありませんでした。
ハイビジョン放送はデータ容量が大きく、画質そのままで直接録画したものはブルーレイディスクでの録画となり、圧縮方式では初期のDVDとは異なるものを採用することでより高画質を維持しつつ容量が圧縮できるようになっています。
ソフトとして販売されているDVDは(SD画質720×480画素)が基本であり、ハイビジョンではありません。
「フルハイビジョン」とは?
画素数1920×1080の動画を指す言葉で、ソフトとして販売されているブルーレイディスクはこの画素数になっています。
BSデジタル放送がフルハイビジョンとなり、地上波デジタル放送は1440×1080の画素数を1920×1080に引き伸ばしたものを放送しています。
画面サイズの大型化によって荒いと感じられることはありますが、ハイビジョンよりも大きな画面の視聴に向いたものといえます。
これ以上の画質が2Kの画素数2560×1440の動画、4Kの画素数3840×2160、8Kの画素数7680×4320が規格として設定されています。
2022年現在4Kは試験的な放送がされており、4K対応規格の光学ディスクであるUltra HD Blu-rayの映画ソフトなども販売されています。
フルハイビジョンはハイビジョン以上の高画質画像全てを指すわけではなく、画素数1920×1080のみを指す言葉で、ハイビジョンより一段階上の高画質ととらえることができます。
「ハイビジョン」と「フルハイビジョン」の違い
「ハイビジョン」と「フルハイビジョン」の違いを、分かりやすく解説します。
「ハイビジョン」は画素数1280×720の動画、「フルハイビジョン」は画素数1920×1080の動画となっており、画素数の数値が大きいほど高画質になりますが、細かく刻むことはなく、一定の規格にあわせた数値ごとに画質が高くなります。
ちなみにアナログ放送は画素数720×480となります。
フルハイビジョンは地上波デジタル放送は圧縮があるものの現行の日本のテレビで放送される方式と言っていいでしょう。
まとめ
ハイビジョンとフルハイビジョンは日本の放送とブルーレイの動画ソフトはフルハイビジョンとなっているという点で区別ができ、ハイビジョンは旧規格的なものととらえられます。
ただしフルハイビジョンも4kから考えると旧規格的です。