「精魂」と「丹精」と「精根」の違いとは?分かりやすく解釈

「精魂」と「丹精」と「精根」の違いとは?生活・教育

人は何かの物事に意識や思いを集中させている時は周囲のことがまったく視野に入らないほどの状態になっています。

そのような時に出て来る言葉と言えば、 「精魂」「丹精」「精根」でしょう。

この言葉には「精」という共通した漢字が用いられていますが、各々どのような意味があるのでしょうか? そこでこの記事では、 「精魂」「丹精」「精根」の違いを分かりやすく説明していきます。

「精魂」とは?

「精魂」「せいこん」という読み方をしますが、「たましい」「精力と根気」といった意味を持っている言葉です。


「精魂」の例文

では、ここで「精魂」を使った例文を見てみることにしましょう。

・『あの壺は無形文化財の田村翁が精魂込めて作り上げた逸品だ。あれ以上のものを他にお目にかかることはできないだろう』
・『私の弟子が精魂を傾けて描き上げた絵だ。この価値が金額で測ることは到底できない』
上記の例文を見ると、ひたむきな情熱を注ぎこんでいることが分かりますが、まさに魂のこもった作を作っているのでしょう。


「丹精」とは?

「丹精」「たんせい」と読みますが、「真心を込めて行うこと」「情熱を注ぐこと」「うそいつわりのない誠実な心」「まごころ」「丹心」「心を尽くしてていねいにする」といったような意味で解釈することができます。

簡単に言うと、「1つのことを持続する気力」と表現すると言ってもいいでしょう。

「丹精」の例文

「丹精」の例文は以下の通りです。

・『丹精込めて育て上げた私の逸品だから、誰でも美味しく味わって頂けると思います』
・『このお弁当は、嫁が丹精込めて作ってくれたものだから、残さず食べることができるんだ。もう最高の味さ』

「精根」とは

「せいこん」と読む「精根」「物事をする心身の力と根気」という意味を持つ言葉です。

「精根」の例文

「精根」の例文では次のようなものが挙げられます。

・『精根を使い果たしてもうクタクタだ。これ以上動くことができない。勘弁してくれ』
・『彼はあまりにも意識を集中しすぎて精根尽きて果ててしまったのだ』

「精魂」と「丹精」と「精根」の違い

では、ここで「精魂」「丹精」「精根」の違いを見ていくことにしましょう。

「精魂」「精根」の違いを考えてみると、2つとも「せいこん」と読む同音異義語となっています。

「精魂」「たましい」「精神」という意味があり、「精根」「心身の活動力」という意味となっていることから、「精根」「何かをするための心身の活動力」「体力と精神力」という意味で理解することができます。

一方の「精魂」「たましい」「精神」であり、両方とも「精神」というニュアンスがあるものの、「精根」「気持ちの張り」というがある点が相違点として挙げられます。

尚、「丹精」「真心を込めて行うこと」という点が前出しの2つとは異なる点でしょう。

まとめ

ここまで 「精魂」「丹精」「精根」の意味や違いを説明してきましたが、やはり何かに集中して取り組む姿は美しいもの。

私たちもその姿勢を忘れずに心掛けるようにしていきたいものです。