この記事では、「明年」と「来年」の違いを分かりやすく説明していきます。
「明年(みょうねん)」とは?
「明年」とは、「次の年」や「翌年」、「来年」を意味する言葉です。
「明」という漢字には「あかるい」や「あかり」、「あきらか」、「賢い」など多くの意味が含まれていますが、ここでは「次の」という意味で用いられています。
「明年」の使い方
「明年」は名詞として使われています。
「来年(らいねん)」とは?
「来年」とは、「次の年」や「翌年」を意味する言葉です。
「来」という漢字には「くる」や「このかた」、「今まで」などの意味が含まれていますが、ここでは「この次の」や「これから先」という意味で用いられています。
「来年」の使い方
「来年」は名詞として使われています。
「明年」と「来年」の違い
「明年」と「来年」はどちらも「今年から見て次の年」を意味する言葉であり、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。
細かい違いを見ていくと、「来年」は広く一般的に使われているのに対し、「明年」はかしこまった表現であるため、挨拶などで用いられることが多いようです。
「明年」や「来年」の類義語には、「翌年」や「次年」、「明くる年」などがあります。
「明年」の例文
・『明年も何卒よろしくお願い申し上げます』
・『明年も変わらぬご高配を賜りますようお願い申し上げます』
・『明年は何でもいいから新しいことに挑戦したいと思っている』
・『明年の確定申告が速やかに行えるように、今のうちから準備をしておこう』
「来年」の例文
・『彼は来年からアメリカへと移住するらしい』
・『来年になったら、娘は晴れて新成人となる』
・『来年の春ごろになれば、ここらは桜の花で一杯になるだろう』
・『来年からは別の部署へと異動になる予定である』
まとめ
「明年」と「来年」はどちらも「次の年」や「翌年」という意味を表す言葉です。
同じような意味を含めることから、2語は類義語の関係に当たるということでした。