「新たな」と「新しい」と「真新しい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「新たな」と「新しい」と「真新しい」の違いとは?生活・教育

何か新しいことや新しいものを表現する時に使う「新たな」「新しい」「真新しい」という三つの言葉。

一見同じような意味合いの言葉に見えますが、違いはあるのでしょうか。

また、あるとすればどこが違うのでしょうか。

この記事では、「新たな」「新しい」「真新しい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「新たな」とは?

「新たな」とは、日本語の文法でいう所の「連体詞」になり、他の言葉とくっ付いて使われ、くっ付いた言葉を修飾し詳しく説明する為のものです。

また、新しいものを表現する言葉に変わりはないのですが、まったく新しいというよりは、今までも同じようなものはあったがさらに新しいものというように、「追加」という意味合いのある言葉です。

どちらかというと、くっ付いた言葉の方に重きを置いています。


「新たな」の例文

・『すでに腕時計はたくさん持っているが、新たな腕時計を買った』
・『最初のクリボーは倒したが、新たな敵が現れた』


「新しい」とは?

「新しい」とは、物質の状態や物事の状況ができて間もないことや、生き生きとしていたり、独創的で今までにないことを表現した言葉です。

日本語の文法では「形容詞」となります。

他の言葉とくっ付いて使われる場合もありますが、単体でも使うことのできる言葉です。

ですので、くっ付く言葉には関係なく、単純に「新しい」ことを表現している言葉になります。

「新しい」の例文

・『この建物は新しい』
・『新しい考え方を受け入れるのは容易ではない』

「真新しい」とは?

「真新しい」とは、まったく新しいこと、まっさらなことを表した言葉です。

日本語の文法では「形容詞」になります。

ですので、「新しい」と似ていますが、新しさの度合いが「真新しい」の方が強くなります。

そして、「真新しい」は、形のあるものに使われることが多い言葉になります。

「真新しい」の例文

・『就職活動を行なう為に、真新しいスーツを買った』
・『この建物は真新しい』

「新たな」と「新しい」と「真新しい」の違い

「新たな」「連体詞」であり、他の言葉とくっ付いてしか存在できない言葉です。

その性質から、くっ付いた言葉の説明に重きを置いており、まったく新しいというよりは、「追加」という側面がある言葉になります。

一方「新しい」「形容詞」であり、他の言葉とくっ付いても、単体でも存在できる言葉になります。

そして、形のあるなしに関わらず幅広く使える言葉です。

「真新しい」「形容詞」ではありますが、「新しい」よりも新しさの度合いが強く、「新しい」が比較的新しければ使える言葉なのに対し、「真新しい」は使われたことが一度もないといったような新しさを表現しています。

また、形のあるものに対して多く使われる言葉です。

まとめ

「新たな」「新しい」「真新しい」の違いについて述べてきましたが、文法の違いや重きを置いている部分の違いなどがありました。

これらのことを、これからの生活に役立てて下さい。