「参集」と「参加」と「参画」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「参集」と「参加」と「参画」の違い生活・教育

「参集」「参加」「参画」

どれも似たような言葉に感じますが、それぞれどのような意味を持ち、どのような使い方がされているのでしょうか?

この記事では、「参集」「参加」「参画」の意味や違いについて分かりやすく説明していきます。

「参集(さんしゅう)」の意味とは?

「参集」とは、「大勢の人が1か所に集まってくること」「人々が寄り集まって来ること」を意味します。

「人々が集まる」という点で、「集合」「集結」と同じ意味合いの言葉ですが、「参集」はよりフォーマルな言い回しとして使用されています。

おもに、ビジネスシーンなどにおいて「集合」のほか、「参加」「出席」の言い換えとして用いられている例が多いようです。


「参集」を使った例文

「この度は、弊社が開催するセミナーにご参集いただき、まことにありがとうございます」

「来月上旬に、商品イベントを開催しますので、是非ともご参集ください」

「こちらの日程で各営業所合同での集会を開きますので、是非ご参集願います」

「この度は、お忙しい中、弊社イベントにご参集いただき心よりお礼申し上げます」


「参加(さんか)」の意味とは?

「参加」とは、「人々の集まりなどに一員として加わること」「人々の集まりに加わって、行動を共にすること」を意味します。

また、「法律上の関係、もしくは訴訟に当事者以外の人物が加わること」(=訴訟参加)という意味もあります。

先述した「参集」や後述する「参画」は格式ばった言い回しですが、「参加」は日常会話としても、ビジネスシーンにおいても一般的に使用されている言葉です。

「参加」を使った例文

「来週のパーティーに誘われたので、参加することにした」

「企画に参加してくれる人を募集している」

「自社で開催されたセミナーに参加してきた」

「下記の社内イベントへの各員の参加をお願い致します」

「参画(さんかく)」の意味とは?

「参画」とは、「政策や事業における計画に加わること」を意味します。

「加わること」という点で、「参加」と同じように感じますが、「参画」「計画段階から加わること」というニュアンスで用いられることが多いようです。

日常会話としてよりも、フォーマルな言い回しとして、おもにビジネスシーンで多く使用されています。

「参画」を使った例文

「このプロジェクトには、我が社も参画することになっている」

「地球温暖化防止事業に参画する」

「法改正案の作成へ参画する」

まとめ

「参集」とは、「大勢の人が1か所に集まってくること」を意味します。

「参加」とは、「人々の集まりなどに一員として加わること、行動を共にすること」を意味します。

「参画」とは、「政策や事業における計画に加わること」を意味します。

「参加」は日常的に使用されている言葉ですが、「参集」「参画」はフォーマルな言い回しとして、おもにビジネスシーンで多く使用されています。