「記録」と「記憶」と「暗記」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「記録」と「記憶」と「暗記」の違いとは?生活・教育

この記事では、「記録」「記憶」「暗記」の違いを分かりやすく説明していきます。

「記録」とは?

「記録」「きろく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「将来必要となる時の為に、ものごとを書き残しておくこと」という意味で、ものごとが生じた事実や様子などを知らない人が見ても分かる様に、書き残しておくことを言います。

尚、現在では文字だけではなく音声や画像、動画やデータなどで残しておくことも含みます。

2つ目は「競技などで、結果として残る数値」という意味で、人の成績や結果として残される数値のことを言います。

3つ目は「歴史的に価値のある資料」という意味で、歴史的な事実を書き記してある書物のことを言います。

上記に共通するのは「書き記して残す」という意味です。


「記録」の使い方

「記録」は名詞として動詞を伴い「記録する・した」と使われたり、副詞として「記録して」と使われたりします。

基本的に、ある事実を示す為に、何らかの形で数値や情報として後に残しておくことに使われる言葉です。


「記録」の例文

・『品物が既に配達されたという記録が残っている』

「記憶」とは?

「記憶」「きおく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「過去に見たり聞いたりしたことを、忘れずに心に留めておくこと」という意味で、過去に自分が体験したことをずっと覚えていることを言います。

2つ目は「心理学用語で、過去の経験を再生できる機能のこと」という意味です。

3つ目は「IT用語で、ハードディスクに必要なデータを保存しておくこと」という意味で、データをメモリに残しておくことを言います。

上記に共通するのは「覚えている」という意味です。

「記憶」の使い方

「記憶」は名詞として動詞を伴い「記憶する・した」と使われたり、副詞として「記憶して」と使われたりします。

基本的に、過去に体験したことを忘れずに覚えている、または覚え込ませていることに使われる言葉です。

「記憶」の例文

・『幼稚園の頃の記憶はかなりあいまいだが幾つか覚えている』

3「暗記」とは?

「暗記」「あんき」と読みます。

意味は「文字や数字などを見なくてもすらすら言えるほど覚えること」です。

何も見なくても、文字や数字の内容を間違えずに言える様になることを言います。

「暗記」の使い方

「暗記」は名詞として動詞を伴い「暗記する・した」と使われたり、副詞として「暗記して」と使われたりします。

基本的に、元となるものを何も見なくてもすらすら言える様になることに使われる言葉です。

「暗記」の例文

・『数学の公式を一夜漬けで丸暗記した』

「記録」と「記憶」と「暗記」の違い

「記録」「ある事実を示す為に、何らかの形で数値や情報として後に残しておくこと」という意味です。

「記憶」「過去に体験したことを忘れずに覚えている、または覚え込ませていること」という意味です。

「暗記」「元となるものを何も見なくてもすらすら言える様になることに」という意味です。

まとめ

今回は「記録」「記憶」「暗記」について紹介しました。

「記録」「残しておくこと」「記憶」「覚えていること」「暗記」「見なくても言えること」と覚えておきましょう。