この記事では、「時給」と「日給」と「月給」の違いを分かりやすく説明していきます。
「時給」とは?
働いた時間(60分)あたりに決まった給料が支払われるタイプの給与形態で、アルバイトやパートは一般的に時給、最低賃金の基準も時給となっています。
仕事をした時間を計測しての給与を支払う体型となるため、土日の多い月などでは月額の給与は微妙に差が出ることがあります。
早退などにも対応しやすいシステムになっており労働時間に変動が多い仕事でも対応が聞く点がメリットです。
残業代は月給や日給方式であっても時給換算によって支払われることになっています。
「日給」とは?
一日ごとに給与を計算して支払う給与形態で、時給と同じく土日(会社の休日)が多い月は給与が少なくなるケースはあります。
日雇いの仕事などで採用例が見られますが、アルバイトやパートの一部でも採用されている給与形態でとなっています。
時給や月給と比べると採用例が少なめなのも確かで、比喩表現などで日給はあまり使われていません。
なお、その日の仕事終わりに給料を渡す方式の日払いと、月末などの締日にひと月分の給与をまとめて支払う日給は別の概念ですが、日払いの会社が日給であるケースはあります。
「月給」とは
一ヶ月単位で給与を計算して支払う形式で、完全月給制であれば毎月祝日や土日の数などが異なるものの、同じ金額の給与が支払われる方式です。
ただし、休日出勤があった場合でも給料の割増がないという点も問題点になります。
月給日給制と呼ばれる働いた日のみを計算して給料を支払う方式は早退や欠勤した分を月給から差し引くスタイルで、より現実的な給与形態と言えます。
ただし、こちらは各種手当は減給対象にはなりません。
また、日給月給制という方式も欠勤や早退を月給から差し引くスタイルとなっていますが、手当の取扱いが異なっており、手当も減給対象になります。
月給は給料がどのくらいもらえるかがイメージしやすいため、求人募集などで多く使われており、フルタイム勤務で多く見られる給与形態です。
なお「安月給」という言葉はそのまま給料が安いと誰でも伝わる意味合いの言葉になっていることも月給のイメージしやすさの一例と言えるでしょう。
「時給」と「日給」と「月給」の違い
「時給」は働いた時間ごとに計算される給与で、計算に手間がかかる反面、アルバイトなど一日ごとに勤務時間が違う仕事などに対応しやすくなっています。
「日給」は一日働いた分を計算する給料で、月額に直すと曜日どおり働いたとしても月ごとに祝日が異なるため月ごとに差異が出るタイプの給与となっています。
「月給」は月に決まった給与を計算するタイプの給与形態で、祝日の図などに左右されないのが完全月給制です。
欠点としては欠勤の給与や休日出勤などの割増が計上されないケースがあることと言えます。
実際は時給でも月にいくら払うかを示すために使うこともあります。
日給月給制、月間日給制は早退や欠勤にも対応できます。
まとめ
「時給」はアルバイトの給与としてよく使われ、残業代の形状にも使われる利用頻度の高いもので、「日給」はやや利用頻度の低い形態といえます。
「月給」は完全月給制の会社は少ないものの、月収がイメージしやすい点が強みです。