この記事では、「伺う」と「行く」と「聞く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「伺う」とは?
「伺う」は「うかがう」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「聞く」の謙譲語で、「拝聴する」という意味です。
2つ目は「問う」「尋ねる」の謙譲語で「目上の人にお尋ねする」という意味です。
3つ目は「訪れる」「訪問する」の謙譲語で、「参る」という意味です。
上記に共通するのは「謙譲語」という意味です。
「伺う」の使い方
「伺う」は動詞として「伺う・伺った」と使われたり、副詞として「伺って」と使われたり、名詞として「お伺い」と使われたりします。
基本的に、「聞く」「問う」「訪れる」の謙譲語として、目上に人に使う言葉です。
「伺う」の例文
・『本日3時頃そちらに伺う予定です』
「行く」とは?
「行く」は「いく」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「向こうへ移動する」という意味で、現在の場所から離れることです。
2つ目は「目的地へ向かって移動する」という意味で、ある場所を目指して進むことです。
3つ目は「歩いて進む」という意味で、歩くという動作のことです。
4つ目は「ものごとが進行する」という意味で、ものごとがはかどったり、進んだりすることです。
5つ目は「通り過ぎる」という意味で、目の前を人や乗り物が通過することです。
上記に共通するのは「別の場所へ移動する」という意味です。
「行く」の使い方
「行く」は動詞として「行く・行った」と使われたり、副詞として「行って」と使われたり、名詞として「行き」と使われたりします。
基本的に、ある場所から離れて別の場所に移動することに使われる言葉です。
「行く」の例文
・『毎日会社に行くのが憂鬱になってきた』
「聞く」とは?
「聞く」は「きく」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「音声を耳で捉える」という意味で、聴覚を使って音声を感じることです。
2つ目は「耳を傾ける」という意味で、あることを注意して理解しようとすることです。
3つ目は「情報を受け入れる」という意味で、自分が情報として得たことを表します。
4つ目は「人の意見や要求などを受け入れる」という意味で、相手の要望を理解して認めることです。
5つ目は「尋ねる」「問う」という意味で、人に質問することです。
上記に共通するのは「聴覚で捉える」という意味です。
「聞く」の使い方
「聞く」は動詞として「聞く・聞いた」と使われたり、副詞として「聞いて」と使われたりします。
基本的に、音声を聴覚で捉えることや、人に質問することに使われる言葉です。
「聞く」の例文
・『途中で道に迷ったので、お巡りさんに道を聞いた』
「伺う」と「行く」と「聞く」の違い
「伺う」は「聞く・問う・訪れるの謙譲語」という意味です。
「行く」は「ある場所から離れて別の場所に移動すること」という意味です。
「聞く」は「音声を聴覚で捉えること」「人に質問すること」という意味です。
まとめ
今回は「伺う」と「行く」と「聞く」について紹介しました。
「伺う」は「聞く・問う・訪れる」、「行く」は「移動する」、「聞く」は「耳で感じる」「質問する」と覚えておきましょう。