この記事では、「家庭教師」と「個別指導」の違いを分かりやすく説明していきます。
「家庭教師」と「個別指導」の違い
「家庭教師」と「個別指導」の違いについて紹介します。
「家庭教師」と「個別指導」の使い方の違い
「家庭教師」は、「教師が生徒に自宅を訪問して教える勉強法」に使います。
個人的に契約する場合と、業者から派遣されてくる場合があります。
「個別指導」は、「塾において教師1人に対して1人から3人の生徒に教える勉強法」に使います。
塾での指導法の一つになります。
「家庭教師」と「個別指導」の英語表記の違い
「家庭教師」の英語表現は以下の2つになります。
1つ目は「home tutor」で、「tutor」自体が「家庭教師」を意味していますが、日本人の場合分かり易くする為に「home」を付けると良いでしょう。
“I used to teach English as a ohme tutor.”
(私は家庭教師として英語を教えていた)
2つ目は「private tutor」で、こちらは「個人的な」という意味を強調しています。
“She has a part-time job as pribate tutor in weekend.”
(彼女は週末に家庭教師としてバイトしている)
「個別指導」の英語表現は以下の2つになります。
1つ目は「individual lesson」で、「個人的な授業」というニュアンスです。
“It costs expensive to have the individual lessons.”
(個別指導はお金がかかる)
2つ目は「one-on-one instruction」で、「1人に対して1人の指導」というニュアンスです。
日本語では「マンツーマン」と言いますが、和製英語です。
“He will have a one-on-one insutrucion after school.”
(彼は放課後個別指導を受けることにした)
「家庭教師」の意味
「家庭教師」は「かていきょうし」と読みます。
意味は、「人の家に招かれて、その家の人や子供を個人的に指導する人のこと」です。
教えてもらいたい人の自宅まで訪問して、リビングや部屋で個人的に指導する教育方法です。
「家庭教師」は、個人と契約する場合と、業者に登録して依頼のあった家に派遣される場合があります。
また、最近では自宅ではなく近所のカフェなどで指導するやり方もあります。
「家庭教師」の使い方
「家庭教師」は、「相手の自宅で個人的に指導する人」に使われます。
特に資格は必要なく、現役の大学生が教えたり、有名大学卒の人が副業として教えることもあります。
正式な職業名ではなく、「人に教える仕事の形態の一つ」として使われる言葉です。
「家庭教師」を使った例文
・『大学が終った後にアルバイトとして家庭教師をすることにした』
・『息子は人見知りが激しいので家庭教師を付けた方がいいと思う』
・『業者から派遣される家庭教師はちゃんと研修を受けていて質が良い』
・『ネット掲示板で家庭教師募集の投稿を見つけて応募した』
・『新しい家庭教師はお兄さんみたいで親しみ易い』
「家庭教師」の類語
「指南役(しなんやく)」
武術・芸能などを教え導く人という意味です。
「教育係(よういくがかり)」
ある人物に知識を身に付けさせて、一人前になる様に仕上げる役割という意味です。
「家庭教師」の対義語
「学校教員(がっこうきょういん)」
学校で大勢の生徒を教育する職務という意味です。
「個別指導」の意味
「個別指導」は「こべつしどう」と読みます。
意味は「塾で、講師1人につき生徒1人~3人までを担当する教え方のこと」です。
生徒が塾に通い、教室内で座席が仕切られ、講師が順番に生徒の側に来て、1対1で教えることが多くなります。
講師1人に生徒1人の場合は「完全個別指導」と呼ばれ、「マンツーマン形式」とも言います。
基本的に塾に通うスタイルですが、最近では講師が自宅まで出張してくることもあります。
ただし、あくまで塾の教育プログラムに沿って行われる指導になります。
「個別指導」の使い方
「個別指導」は、「講師1人につき生徒が1人~3人までを教える方法」に使われます。
「個別指導を受けている」と言えば、少人数制の塾に通っていることを表します。
一般的な塾よりもお金がかかる指導法で、ママとも同士で使うとマウンティングと受け取られることもあるので注意しましょう。
「個別指導」を使った例文
・『息子は集中力がないので個別指導を受けさせることにした』
・『個別指導と聞いていたが、生徒が3人で講師が1人当たりにかける時間が少ない』
・『最近できた個別指導塾は評判が良い』
・『個別指導の講師と相性が悪くて塾を休みがちになった』
・『子供が個別指導にしてから成績がグンと伸びた』
「個別指導」の類語
「個人レッスン」
ピアノや英語などを、習い事や稽古ごとについて、1人の生徒に1人の指導者がついて指導することという意味です。
「個別指導」の対義語
「集団指導(しゅうだんしどう)」
講師が大勢の生徒を受け持ち指導することという意味です。
まとめ
今回は「家庭教師」と「個別指導」について紹介しました。
「家庭教師」は「自宅に講師が来て教える」、「個別指導」は「塾で講師が1人ずつ教える」と覚えておきましょう。