「サラリーマン」と「ビジネスマン」と「営業マン」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「サラリーマン」と「ビジネスマン」と「営業マン」の違い生活・教育

この記事では、「サラリーマン」「ビジネスマン」「営業マン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「サラリーマン」とは?

サラリーマンとは、雇用主から「サラリー」をもらって仕事に従事している人のことです。

「サラリー」とは雇用主との雇用契約(労働契約と呼ばれることもあり)で定めた給与・賃金です。

つまり、雇用主と契約を結び、その契約内容に応じた賃金を貰って仕事に従事している人は「サラリーマン」にあたります。

サラリーマンには該当しないと勘違いされやすいものとして、派遣社員、契約社員、アルバイトやパートタイマーなどの「非正規雇用」で働く人達があります。

非正規雇用は、契約について期間等の条件や制限があります。

ですが、雇用主との雇用契約が存在し、そこに記載されている給与・賃金を受け取っていれば、それは「サラリーマン」です。

サラリーマンに該当すると勘違いされやすいものとして、特定期間の作業や特定の成果物を提供する代わりに対価をもらうような、「請負契約」「委任契約」があります。

これはあくまで「契約した内容の作業、成果物の対価をもらう」契約なので、相手先との雇用関係は存在しません。

なので、このような契約を元にお金を稼いでいても「サラリーマン」には該当しません。


「ビジネスマン」とは?

「ビジネスマン」とは、「ビジネス」に携わる人のことです。

この和製英語の「ビジネスマン」は、英語圏の国々とは少し異なる意味を持つ言葉です。

(英単語「businessman」の意味としては、実業家、もしくは企業の経営者や管理職を指すことが一般的です) ちなみに、この「ビジネス」の定義ですが、これは経済行為を表す活動です。

広義においては、営利・非営利や組織形態を問わず、事業目的を実現するために人、物、金などの資源を使って行う活動のこと全てを指します。

すなわち、「ビジネスマン」は非常に多くの方が該当することになります。

「サラリーマン」にあたる人、フリーランス、個人経営者、果てはボランティア活動に従事する人や、自分自身の労働ではなく、所有している物やお金を提供・貸し出す人なども広義の「ビジネスマン」と言えるでしょう。


「営業マン」とは

「営業マン」とは、仕事のうち「営業」の活動に主に従事する人の内、特に顧客と接する活動を担当する人のことです。

営利活動において顧客へのプロモートもしくは、顧客との折衝を担当する役割のことを表すことが一般的です。

広義での「営業」としては、顧客に対して直接プロモートを行う人のほか、プロモートに使うための物品などを手配したり、営業を有利に進めるための準備や企画等を進めたりする人も広義には「営業」に従事する人と言えます。

ですが、顧客と直接接する機会の少ないこれらの方々は、一般的には「営業マン」には当たらないとされます。

「サラリーマン」と「ビジネスマン」と「営業マン」の違い

それぞれ、下記のように定義されます。

「サラリーマン」:雇用主と雇用契約を結び、そこに記載されている給与・賃金を受け取っている人のこと。

「ビジネスマン」:資源(人、物、金)を、事業目的を実現する活動に提供している人のこと。

「営業マン」:営利活動において、顧客に直接のプロモート、折衝を行っている人のこと。

まとめ

「サラリー」「ビジネス」「営業」それぞれの定義により、これらの違いを確認することができます。

また、性差のない表現として「ビジネスパーソン」といった言葉が同じ意味で最近使われるようになっています。