同じ内容を伝える場合でも、丁寧な言い方もできれば砕けた言い方もできます。
友人同士の会話では使うけれども、目上の方には使わない言葉もあるでしょう。
これは英語でも同様で、「スラング」と呼ばれる改まった場面では使えない俗語がいくつか存在します。
この記事では、「wanna」と「want」の違いを分かりやすく説明していきます。
「wanna」とは?
「want to」の発音が縮まって出来た語なので、「?したい」という意味です。
あるいは「want a」が縮まっている場合も使うことがあります。
ただしスラングなので、書き言葉や目上の人に対して使うことはあまりありません。
一般に広まってきた単語ではありますが、基本的に仲間内で話す場合に使います。
「wanna」の使い方
A. I wanna be a star. (私はスターになりたい)
B. Do you wanna coffee?(コーヒーが欲しい?)
上述の通り「want to」の略なので、「wanna to」とはならないので注意してください。
Aのように後ろには必ず動詞の原形が来ます。
Bは「want a」が縮まった場合です。
また、本来「wants to/wants a」となる場合は、発音が縮まっても「wanna」とはならないため、使うことはできません。
つまり、主語が三人称単数現在形の場合は「wanna」ではなく「wants to/wants a」を使いましょう。
「want」とは?
動詞で「欲しい、?したい」と訳すことが多いです。
一般的な単語なので、相手が誰であっても使うことができます。
また、「want to」を丁寧に言う場合は「would like to」を使うことも合わせて押さえておきましょう。
「want」の使い方
A. I want to go home. (私は家に帰りたい)
B. He wants a holiday. (彼は休日が欲しい)
「want」を使った表現は多いですが、「wanna」と書き換えられるのはAの「want to ?」、あるいは「want a ?」という形です。
ただ、Bの文は主語が三人称単数現在形なので、この場合は書き換えられません。
「wanna」と「want」の違い
どちらも「want to ?(したい)」「want a ?(?が欲しい)」という意味で使うことができます。
大きな違いは「wanna」がスラングで、使う場面を選ぶということです。
主語によっては「wanna」が使えないこともあるので注意しましょう。
また、「want」は使用幅の広い単語なので、常に「wanna」と書き換えられるわけではない点も気をつけてください。
まとめ
スラングといえど歌などにもよく使われており、広く知られている「wanna」と、一般的に広く使われる動詞「want」の違いを見てきました。
細かい違いはありますが、同じように使える場面も多いです。
「wanna」もネイティブ同士の会話では比較的気軽に使われる単語なので、タイミングを見て使ってみるのも良いでしょう。