この記事では、「spontaneously」と「naturally」の違いを分かりやすく説明していきます。
どちらも「自然に」という意味の単語ですがニュアンスが違います。
この記事を読めば、何かが起こったことを誰かに説明して「How?」と聞き返された時に「Spontaneously」または「Naturally」のどっちを使えばいいかわかるはずです。
「spontaneously」とは?
日本語に直訳すると「自然発生的に」という意味の副詞となります。
意味通り、今この瞬間に自然に何かが起きたという意味合いが強く、また話者にとって事故など印象に強い出来事が起こった時によく使われます。
「suddenly」とよく似た意味の単語です。
「naturally」とは?
辞書等によると「自然に」という意味の副詞です。
この単語は本質的に、根本的に自然に起こるというニュアンスが強く、事象などを説明する時によく使われます。
また「生まれつき」といった意味もありますがここでは「spontaneously」との比較のため省略いたします。
「spontaneously」と「naturally」の違い
「spontaneously」も「naturally」も何か事象や現象が起きた時によく使われる英単語ですが伝えようとするニュアンスは全く異なります。
結論からいうと「spontaneously」は「naturally」と違って「突然起こった」という意味を強く含みます。
例えば自然現象を例に考えましょう。
もし台風が起こるという現象をこの二つの単語を使って説明すると次のような違いになります。
「Spontaneously」を使うと突発的に、予期していなかったのに急に台風が発生したという風に捉えることができます。
一方「naturally」を用いると、台風は(夏になると)自然現象として当たり前のように台風は起こるよね、といった意味合いになるのです。
他の例として事故を用いましょう。
「spontaneously」の場合(原因はわからないが)急に(電車が脱線した)という意味になります。
「naturally」の場合、(統計的に)事故というのは(毎年)起こるという風に活用できます。
またアドバイスとして()でくくった意味を肉付けすることによってその状況が鮮明になり話者として聞き手に意味をクリアに伝えることが可能です。
「spontaneously」の例文
「occur」がセットでよく使われる動詞になります。(意味は?が起こる) ・『That typhoon spontaneously occurred despite no sign was shown. 』兆候がなかったにもかかわらず、突然その台風は発生した。
・『The train spontaneously went off the track when I was using my smartphone in it. 』私がスマートフォンを使っているときに、自然発生的に電車が脱線した。
「naturally」の例文
対比して例文を書くと、 ・『Typhoons naturally occur every summer. 』台風は夏になると自然に起こる。
・『Traffic accidents naturally occur everywhere according to this data. 』このデータによると交通事故というのはどこにでも起こりうる。
文章の肉付けも重要だということがわかりますね。
まとめ
いかがでしたか?どちらも「自然に」と訳せる一見すると違いがわかりにくいこの単語の使い分けももう迷うことはありません。
もしあなたが話し手として聞き手に面白い話をしたい場合どちらの単語を使うとより聞き手の興味を惹きつけるでしょうか?「spontaneously」ですね。
なぜなら自分の体験を伝える時にこの単語は非常に使いやすいからです。
これであなたの英語力もまた一歩先へ進んだでしょう。