この記事では、“rain”と“rainy”の違いを分かりやすく説明していきます。
「rain」とは?
“rain”には名詞と動詞の意味があります。
名詞の主な意味は3つです。
1つめは雨、雨降りです。
雨は雲から落ちてきます。
地上で発生した水蒸気は、上空にのぼると、上空の冷たさによって水の粒や氷の粒になります。
水や氷の粒が集まると雲になります。
雲は次第に大きくなり、雲の中の水や氷の粒も大きくなり、その重さに耐えられなくなると地上に落ちてきます。
液体の形で落ちてきたものが雨です。
この物質のことを指しています。
2つめは、砲弾・パンチ・非難などの雨です。
雨が降るときには、雨粒がいくつもいくつも降ってきます。
砲弾やパンチなどの雨とは、雨が降るときのように、いくつもいくつも砲弾やパンチなどがやってくるさまを意味しています。
3つめは映画の雨です。
フィルムに傷がつくと、雨のような白い線が映し出されることがあります。
動詞の主な意味は2つです。
1つめは雨が降るです。
雲から水が落ちてくることを指しています。
2つめは砲弾やパンチなどが雨のように降る、砲弾などを浴びせるです。
雨が降るときのように、いくつもいくつも砲弾やパンチなどがやってくること、また誰かに対していくつもいくつも仕掛けることを意味しています。
「rain」の使い方
名詞で雨や雨のような砲弾やパンチなどを指して使用したり、雨が降ることや雨のように砲弾などがやってくる、仕掛けることを指して使用します。
「rainy」とは?
“rainy”の主な意味は3つあります。
1つめは、雨の、雨の多いです。
雨の天気、雨の多い日などの「雨の」を指している言葉になります。
地上で発生した水蒸気が上空に達し、冷やされて水や氷の粒になり、それらが集まると雲になります。
この雲から水の粒が落ちてきたものが雨です。
2つめは、雨模様の、雨を含んだです。
雨が降りそうな天気のことをいいます。
3つめは雨に濡れたです。
雨は水なので、当然ですが物に触れれば、その物が水のついた状態になります。
たとえば、カサをささずに雨の中ずっと外に入れば、髪や服に雨がついて水を含んだ状態になります。
こういった状態が雨に濡れたです。
「rainy」の使い方
形容詞として使用をします。
雨の~など他の語を修飾する形で用いられます。
たとえば、雨の季節、雨に濡れた服などです。
「rain」と「rainy」の違い
どちらの言葉も雨に関係しているのですが、品詞に違いがあります。
“rain”は名詞・動詞です。
名詞では雨、~の雨という意味になり、動詞では雨が降るという意味になります。
“rainy”は形容詞です。
雨の、雨に濡れたなどの意味になります。
まとめ
2つの言葉は、雲から地上に向かって落ちてくる水を指している点は同じです。
違いは品詞です。
名詞・動詞として使われるのか、形容詞として使われるのかという点に違いがあります。