この記事では、“only”と“single”の違いを分かりやすく説明していきます。
「only」とは?
“only”には副詞・形容詞・接続詞の意味があります。
 副詞の主な意味は4つです。
 1つめは、数量や程度がわずかです。
 通信販売で在庫を確認すると「残りわずか」と表示されていることがあります。
 数えるほどしかないといった意味です。
 2つめは、時間がつい~です。
 ついには、時間がわずかであるさまという意味があります。
「つい先日」などの「つい」です。
 3つめは、場所が~だけです。
 ある場所に限定しているという意味になります。
 4つめは、行為などがほんのです。
「ほんの冗談だ」などの使い方をします。
 わずかのという意味です。
 形容詞の意味は2つあります。
 まず、ただ一つのです。
 それ以外にないという意味になります。
 つぎに、最良の、無比のです。
 それが一番いい、他に比べるものがないという意味になります。
 接続詞としては、ただ、しかし、~でなければという意味で使われます。
「only」の使い方
 さまざまな意味がありますが、共通しているのは「わずか」「少し」といった意味です。
 副詞では、数量、程度、時間、場所、行為などに使用をします。
「single」とは?
“single”には形容詞・名詞・動詞の意味があります。
 形容詞の主な意味は3つです。
 1つめは、たった一つのです。
 他にないといった意味になります。
 2つめは、たった1人のです。
 恋人がいない、独身だといった意味になります。
 3つめは、一つからなるです。
 線路が1本、数字が一桁単一といった意味になります。
 名詞では、1人、独り者、ゴルフのシングル、テニスのシングルス、レコードのシングル盤などという意味をもっています。
 どれも1つという意味合いがあります。
 動詞の意味は2つあります。
 まずは、一つを選び出すです。
 いくつもの人や物がある中から、一つを取り出すことをいいます。
 苗木の場合は、間引くという意味になります。
 いくつも苗木を育てていると、ひとつひとつが大きく育たなくなってしまいます。
 そのため、適度な間隔を空けて成長をよくするために、よく育ちそうなものだけを選んで、他のものは抜き取ってしまいます。
 これが間引きです。
 つぎはシングルヒットを打つです。
 野球の意味になります。
「single」の使い方
 さまざまな意味がありますが、一つを指している点が共通しています。
 人が1人、物などが1つ、1つを選ぶといった意味で使用をします。
「only」と「single」の違い
 2つの言葉は、形容詞の意味にある「唯一の」「一つの」という点が同じです。
 他にないといった意味を持っており、この点は共通しています。
“single”は独身者やCDのシングル盤などの「一つ」の意味もありますが、“only”にはこれらの意味はありません。
まとめ
 形容詞で唯一のという意味が同じです。
 どちらの言葉も複数の意味を持っており、この点に違いがあります。



