この記事では、“scientific”と“academic”の違いを分かりやすく説明していきます。
「scientific」とは?
“scientific”の主な意味は3つあります。
1つめは、科学にかかわる、自然科学のです。
科学とは、一定の目的や方法のもと、ある事象を研究する活動のことです。
科学にかかわるとは、学問や分野が研究活動と何らかのつながりがあることを意味しています。
科学の中でも自然界の現象を研究するものを自然科学といいます。
2つめは、厳密な、体系的なです。
ある一定の原理に従っている、統一のあるつながり、といった意味になります。
3つめは、人がスポーツなどで巧みなです。
スポーツ選手には優劣があります。
たとえば、ボクサーだと大きな試合に出られる選手とそうでない選手がおり、また大きな試合に出られる選手の中にも、初戦で敗れてしまう選手もいれば、優勝する選手もいます。
巧みとは、物事をうまく成し遂げるさまのことです。
ボクサーでいえば、試合で優勝できるような選手が、優れた技を見せてくれます。
「scientific」の使い方
“scientific”は形容詞で他の語を修飾する形で用います。
たとえば、科学的事実、科学的探究のような使い方です。
「academic」とは?
“academic”には形容詞と名詞の意味があります。
形容詞の主な意味は5つです。
1つめは教育機関の、学問のです。
教育機関については、特に大学を指しています。
2つめは学問好きな、勉強のできるです。
勉強ができる人は、学問が好きなことが珍しくありません。
好きだからこそ勉強をして、勉強ができるようになるのでしょう。
3つめは、芸術・作品などが伝統を重んじるです。
古くから伝わる芸術などは、伝統を重んじる傾向があります。
4つめは、議論が非現実的な、純論理的なです。
5つめは、哲学で学問がアカデミー学派のです。
アカデミーは、プラトンが設立したアカデミアという学園に由来する言葉になります。
名詞の意味は、学者、研究者、学問です。
一定の目的や方法において調べる人のことを指しています。
「academic」の使い方
形容詞として使用する場合は、他の語を修飾します。
たとえば、学位、大学の式服のような使い方をします。
名詞として用いるときには、数えられるものとして扱います。
「scientific」と「academic」の違い
どちらの言葉も学問に関係しているのですが、学問といってもさまざまなものがあり、2つの言葉は何の学問なのかという点に違いがあります。
“scientific”は科学の自然科学のという意味です。
さまざまな事象を研究する活動を指しています。
“academic”は学校の、学問好きなという意味です。
研究活動のことではありません。
まとめ
2つの言葉は学問に関係していますが、意味しているものは異なります。