この記事では、「人脈」と「コネ」と「友達」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人脈」とは?
「人脈」は「じんみゃく」と読みます。
意味は「ある組織や集団において、考え方や利害関係が一致する人と人のつながりのこと」です。
ある組織や集団で、自分の味方になってくれる人たちとつながりを持っておくことを言います。
「人脈」は「山脈」や「鉱脈」など、「連なって続くもの」になぞらえて作られた言葉です。
「人脈」の使い方
「人脈」は名詞として動詞を伴い「人脈がある・ない」「人脈を持つ・持った」と使われます。
基本的に、ビジネスや政治など、ものごとの成り行きに大きく影響する人とのつながりに使われる言葉です。
「人脈」の例文
・『彼は業界に豊富な人脈を持っていて、情報収集に困らない』
「コネ」とは?
「コネ」の意味は「自分にとって有利な人とのつながりのこと」です。
この人とつながっていればいざという時に頼れる、自分の為に協力してくれると思う関係を言います。
「コネ」は英語の「connection」が日本語化して省略された言葉で、「接続」「繋がり」「関連」「連結」などの意味があります。
「コネ」の使い方
「コネ」は名詞・形容動詞として「コネだ・である」「コネがある・ない」「コネあり・なし」と使われたり、形容詞として「コネの」と使われたり、副詞として「コネで」と使われたりします。
基本的に、自分が有利になる為の相手とのつながりで、相手の方が社会的に力があったり、立場が上の場合に使われる言葉です。
「コネ」の例文
・『彼女は部長のコネで入社したらしい』
3「友達」とは?
「友達」は「ともだち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「お互いに心を許し合って、対等の立場で付き合っている人」という意味で、言いたいことを言いあえて、自分を偽らずに自然体で付き合える関係のことを言います。
2つ目は「いつも一緒におしゃべりしたり、遊んだりする人」という意味で、趣味や行動範囲がほぼ同じで、一緒に同じ時間を過ごして気楽だと思える関係のことを言います。
上記に共通するのは「対等に付き合える人」という意味です。
「友達」の使い方
「友達」は名詞・形容動詞として「友達だ・である」と使われたり、形容詞として「友達の」と使われたり、副詞都として「友達で」と使われたりします。
基本的に、対等の立場で付き合えて、利害関係抜きで一緒に過ごして楽しむなど、気軽に付き合えるつながりに使われる言葉です。
「友達」の例文
・『彼女は学生時代から10年来の友達です』
「人脈」と「コネ」と「友達」の違い
「人脈」は「ビジネスや政治など、ものごとの成り行きに大きく影響する人とのつながり」という意味です。
「コネ」は「自分が有利になる為の、社会的に力があったり立場が上の相手とのつながり」という意味です。
「友達」は「対等の立場で付き合えて、利害関係抜きで一緒に過ごして楽しむなど、気軽に付き合えるつながり」という意味です。
まとめ
今回は「人脈」と「コネ」と「友達」について紹介しました。
「人脈」は「考え方や利害関係が一致するつながり」、「コネ」は「自分が有利になるつながり」、「友達」は「利害関係抜きで対等のつながり」と覚えておきましょう。