この記事では、「すすぐ」と「ゆすぐ」と「そそぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すすぐ」とは?
「すすぐ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「濯ぐ」と書き、「汚れを水で洗い落とすこと」という意味で、物お洗った時に水を流して仕上げることを言います。
2つ目は「漱ぐ」と書き、「口の中を水できれいにする」という意味で、食事をした後や歯磨きの後などに、口の中を水でさっぱりさせることを言います。
3つ目は「雪ぐ」と書き、「身に受けた恥や不名誉を払う」という意味で、良くない評価を取り払うことを言います。
上記に共通するのは「キレイにする」という意味です。
「すすぐ」の使い方
「すすぐ」は動詞として「すすぐ・すすいだ」と使われたり、副詞として「すすいで」と使われたり、名詞として「すすぎ」と使われたりします。
基本的に、汚れたものを水で洗い流してキレイにすることや、転じて汚名返上することに使われる言葉です。
「すすぐ」の例文
・『レタスは軽くすすいで水気を切っておきます』
「ゆすぐ」とは?
「ゆすぐ」は「濯ぐ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「水の中で揺り動かして洗うこと」という意味で、水の中に物を入れて全体的に洗うことを言います。
2つ目は「中に水を入れて揺り動かして洗うこと」という意味で、外側はぬらさずに、水を入れて中だけ洗うことを言います。
上記に共通するのは「水を揺らして洗う」という意味です。
「ゆすぐ」の使い方
「ゆすぐ」は動詞として「ゆすぐ・ゆすいだ」と使われたり、副詞として「ゆすいで」と使われたり、名詞として「ゆすぎ」と使われたりします。
基本的に、水に浸けたり、水を入れて回したりして、さっと物を洗うことに使われる言葉です。
「ゆすぐ」の例文
・『牛乳を飲んだらコップをゆすいでおいて欲しい』
「そそぐ」とは?
「そそぐ」は「注ぐ」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「流れ込む」という意味で、川や用水路などが、より大きな流れに入ることを言います。
2つ目は「雨や雪などが途切れなく続くこと」という意味で、「降り注ぐ」として使われます。
3つ目は「容器などに液体をつぐこと」という意味で、入れ物に液体を流し入れることを言います。
4つ目は「液体を少しずつふりかける」という意味で、上から水などを少しずつかけることを言います。
5つ目は「一つのことに集中する」という意味で、気持ちや神経などを、ある方向へ向けることを言います。
上記に共通するのは「流し入れる」という意味です。
「そそぐ」の使い方
「そそぐ」は動詞として「そそぐ・そそいだ」「そそがれる・そそがれた」と使われたり、副詞として「そそいで」と使われたりします。
基本的に、液体を高めの位置から流し込んだり、転じて気持ちや神経を集中させることに使われる言葉です。
「そそぐ」の例文
・『これは作者が心血を注いだ作品だ』
「すすぐ」と「ゆすぐ」と「そそぐ」の違い
「すすぐ」は「汚れたものを水で洗い流してキレイにすること」「転じて汚名返上すること」という意味です。
「ゆすぐ」は「水を動かしながらさっと物を洗うこと」という意味です。
「そそぐ」は「液体を高めの位置から流し込むこと」「転じて気持ちや神経を集中させること」という意味です。
まとめ
今回は「すすぐ」と「ゆすぐ」と「そそぐ」について紹介しました。
「すすぐ」は「洗い流す」、「ゆすぐ」は「水を動かして洗う」、「そそぐ」は「流し込む」と覚えておきましょう。