「駆け抜ける」と「走り抜ける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「駆け抜ける」と「走り抜ける」の違いとは?違い

この記事では、「駆け抜ける」「走り抜ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「駆け抜ける」とは?

勢いよく走って来て自分の目の前を走り抜けて行く行動を「駆け抜ける」【かけぬける】といいます。

必死に走るというよりも、愛嬌があるように走って来て笑いながら駆けて行くという姿を彷彿とさせるのです。

例としては、好意を持つ女性が男性の前を可愛らしく軽やかに走り抜けるといった姿を指します。

また、小説の中で「走り抜ける」という行動を表すときによく使われている言葉です。


「走り抜ける」とは?

かなり速度を出して全力で駆ける行動を「走り抜ける」【はしりぬける】といいます。

両手を前後に素早く動かして前に走って行く行動であり、自分の目の前を全力で目もくれずに走って行くのです。

それほど慌てる様子を伝える行動であり、周囲に目もくれず汗を流して行くので声も掛けられません。

人間だけではなく、捕獲されそうになった野生動物が必死で走って逃げる様を表します。


「駆け抜ける」と「走り抜ける」の違い

ここでは「駆け抜ける」「走り抜ける」の違いを、分かりやすく解説します。

足を軽やかに動かして、一定の距離を持って走り去って行く行動を「駆け抜ける」といいます。

好きな人や応援する者に対して笑顔を見せながら通り過ぎるような感じで横切って行くその姿を指すのです。

もう一方の「走り抜ける」は捕獲者に追われている人や動物が捕まらないよう必死で逃げるその様を表します。

「容疑者が走り抜ける」といって、目の前を必死な形相で逃げて行く様子を伝えられるのです。

「駆け抜ける」の例文

・『可愛い女の子を見かけた男子が目の前を駆け抜ける』
・『子供が応援に来た家族の前を笑顔で駆け抜ける』

「走り抜ける」の例文

・『網で捕まえるため追われる猪が目の前を走り抜ける』
・『運動部の期待される選手が走り抜ける姿に心奪われる』

まとめ

「抜ける」を使ってはいますが、「駆」「走」には違いがあります。

そこに注目して、使い分けるべき場面で使ってみるといいでしょう。

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