この記事では、「美大」と「芸大」の違いについて紹介します。
美大とは?
美大とは、美術大学の略称です。
美術に関して専門的に学べる大学で、カリキュラムはそれぞれの大学によって異なります。
絵画や彫刻、建築、デザイン、伝統工芸、デジタルアート等が学べます。
日本の代表的な美大には、多摩美術大学や武蔵野美術大学、女子美術大学などがあります。
入学するためには試験を受けて合格する必要がありますが、学科試験と実技試験による選考が行われます。
一般的な大学入試の試験と比較すると、学科試験では芸術関係の設問が多くあります。
また、実技試験ではデッサン力などを見る試験が行われます。
芸大とは?
芸大とは、芸術大学の略称です。
芸大の多くは、美術学部と音楽学部で構成されています。
芸術には、美術も音楽も含まれるからです。
日本の代表的な芸大には、東京芸術大学や京都市立芸術大学、金沢美術工芸大学等があります。
その中でも最高峰の芸大に位置付けられているのは東京芸術大学で、1949年に東京美術学校と東京音楽学校が統合する形で設立されました。
国内外の第一線で活躍する芸術家を多数輩出してきた実績があります。
そのため単に芸大というと、東京芸術大学のことを指すことも多いです。
美大と芸大の違い
美大は美術大学のことで、芸大は芸術大学のことをいいます。
芸術には美術も音楽も含まれるので、芸大には美術学部と音楽学部があります。
また、芸術大学のうち美術に特化している大学が美術大学で、音楽に特化している大学が音楽大学と分けることもできます。
そうすると美大は芸大に含まれますが、一般的には美術に特化している大学を美大、音楽学部も美術学部もあるのが芸大と区別しています。
まとめ
美大と芸大の違いは、音楽学部があるかどうかです。
美術学部の他に音楽学部があるのが芸大で、美術に特化しているのが美大になります。
美大には音楽学部はありません。