この記事では、「ややこしい」と「煩雑」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ややこしい」とは?
簡単にはいかない様子を「ややこしい」といいます。
扱いにくいと思う面倒な人を指し、簡単に付き合えないと思うところが厄介と感じさせるのです。
漢字で稚児しいと書いて赤子というように、幼い子供を扱うように面倒なところが付き合いにくそうと感じさせます。
このようなところから話が複雑になってきたり、道が複雑で簡単には目的地に辿り着きそうにないといった状況を伝えるのです。
「煩雑」とは?
とても込み入った状況であり、とても複雑で面倒に感じるさまを「煩雑」【はんざつ】といいます。
順調にはいかない様子から、とても複雑なところから関わりたくないと思うのです。
使い方の例としては、「彼女はとても煩雑だ」というように、難しい性格で付き合うのが面倒と思うので、距離をおきたいと思う気持ちを伝えられます。
他にも「申請方法が煩雑だ」といったように、手続きが面倒で大変さが伝わる言葉です。
「ややこしい」と「煩雑」の違い
ここでは「ややこしい」と「煩雑」の違いを、分かりやすく解説します。
人間関係が複雑になってしまったり、調理の仕方が難しいと感じるときに使うのが「煩雑」です。
もう一方の「煩雑」は複雑に込み入っているため、手続きが難しいという場面で使われている言葉になります。
また、性格が面倒で気難しいと思う人を「煩雑で付き合いにくい」と使う言葉です。
どちらも同じ意味を持ちますが、人間関係や日常生活において面倒なとき、口頭でいかに複雑で扱いが大変か幅広く使われています。
「ややこしい」の例文
・『東京の高速道路は入り口や数の多さがややこしい』
・『最近のアプリは使い方がややこしいので嫌になる』
「煩雑」の例文
・『煩雑な作業に苛立つが、努力してこなすため頑張った』
・『会員登録はしたが、煩雑で簡単に使えないので退会した』
まとめ
意味が似ている言葉ではありますが、どのような状況で使うかに目を向けて、いかにわずらわしいか伝えてみるといいでしょう。