この記事では、「挨拶」と「敬礼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「挨拶」とは?
人との間にある親しみや敬意を表す言葉や動作のことです。
挨拶は、相手の存在を認めて尊重することで、コミュニケーションを円滑にする効果があります。
挨拶の種類には、言葉で行う「言葉の挨拶」と、身体で行う「身振りの挨拶」があります。
言葉の挨拶には、朝や夕方などの時間に応じた「時間の挨拶」や、出会ったときや別れるときなどの場面に応じた「場面の挨拶」があります。
身振りの挨拶には、頭や手を動かして行う「頭や手の挨拶」や、全身で行う「全身の挨拶」があります。
頭や手の挨拶には、頭を下げる「お辞儀」や、手を振る「手振り」などがあります。
全身の挨拶には、立ち上がって行う「起立」や、座って行う「座礼」などがあります。
「敬礼」とは?
とりわけ、軍隊や警察などの組織で行われる、上位者や高官に対する敬意を表す礼式のことです。
敬礼の種類には、手や腕で行う「挙手の敬礼」や、銃や刀などの武器で行う「捧げ銃の敬礼」などがあります。
挙手の敬礼は、右手を額に添えて行うもので、掌の向きや指の位置などは、国や組織によって異なります。
捧げ銃の敬礼は、銃や刀を右手で体の前に持ち上げて行うもので、着剣している場合とそうでない場合とで、動作が異なります。
敬礼は、受礼者が答礼してから元の姿勢に戻るまで続ける必要があります。
「挨拶」と「敬礼」の違い
「挨拶」と「敬礼」の違いを、分かりやすく解説します。
「挨拶」とは、相手に対して自分の存在や気持ちを伝える言葉や動作のことです。
その一方で、「敬礼」とは、お辞儀の一種で、相手に敬意を表すことです。
敬礼には、上体を傾ける角度によって、会釈・敬礼・最敬礼などがあります。
「挨拶」の例文
・『校長の挨拶から、運動会が始まった』
・『挨拶は、人とのコミュニケーションにおいて、とても大事だ』
「敬礼」の例文
・『「大変申し訳ございませんでした」と言って最敬礼する』
・『軍人たちが大臣に敬礼した』
まとめ
「挨拶」とは、相手に対して自分の存在や気持ちを伝える言葉や動作のことです。
「挨拶」には、言葉だけでなく、お辞儀や会釈などの身ぶりも含まれます。
その一方で、「敬礼」とは、尊敬の気持ちを表してお辞儀すること、または、するお辞儀のことです。