この記事では、「ヤリイカ」と「ケンサキイカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤリイカ」とは?
ヤリイカとはヤリイカ科ヤリイカ属に属するイカで、槍の穂のような形をしていることからヤリイカと名付けられました。
地域によってはササイカやテッポウ、シャクハチイカと呼ばれることもあります。
胴体が細長く円錐形をしており、眼は薄い膜で覆われています。
全国各地の沿岸で水揚げされていて、寿司や刺身など生でも食べられます。
コリっとした歯ごたえのある食感で、活け造りにも用いられるイカです。
また、一夜干しにしたり、塩辛にしたりして食べることもあります。
「ケンサキイカ」とは?
ケンサキイカはヤリイカ科ケンサキイカ属に属するイカで、「剣先」に似ていることからケンサキイカと呼ばれるようになりました。
アカイカやシロイカ、マルイカ、ゴトウイカ等と呼ばれることもあります。
ケンサキイカは身が厚く味も良いので、イカの中では高級品になります。
刺身や寿司なども人気がありますが、スルメの原料にも使われています。
ケンサキイカのスルメは、一番スルメと呼ばれる高級品です。
「ヤリイカ」と「ケンサキイカ」の違い
ヤリイカもケンサキイカもヤリイカ科に属するイカで、見た目も似ています。
ケンサキイカの方がヤリイカよりも胴が太くて、腕も太いです。
触腕もヤリイカよりも太くて長くなっています。
ヤリイカの旬は冬で、冬から春にかけて産卵のために接岸します。
ケンサキイカの旬は夏で、春から夏にかけて産卵のために沿岸に近づきます。
どちらも刺身や寿司ネタとして人気があり美味しいですが、ケンサキイカの方が身が厚くて味も良いです。
そのためケンサキイカの方がヤリイカよりも高値で取引されます。
まとめ
ヤリイカよりもケンサキイカの方が銅や腕が太く、身が厚くて味が良いとされます。
そのため価格が高いのもケンサキイカになります。
それからヤリイカは冬が旬ですが、ケンサキイカは夏が旬です。