この記事では、「やり方」と「方法」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「やり方」とは?
物を作る過程において具体的な方法を「やり方」【やりかた】といいます。
「着物に付いた汚れを取るやり方」といえば、水では洗えない素材をきれいにするために行なう手順や、使う道具を取り上げては傷めない方法を伝えるわけです。
また、「やり方したいでは失敗する」といえば、手順を間違えれば仕上がりがうまくいきません。
このように、物事がうまくいくようにするには決まったやり方や重要点を押さえるのが効率を上げる「やり方」になるのです。
「方法」とは?
目標に向ってどのようなことすればより確実に達成できるか手段を考えるのが「方法」【ほうほう】です。
いかにご飯を美味しく炊くにはどうしたらいいか具体的にやり方を自分なりに考えたり、専門知識がある人のサイトで情報を得るのも「方法」になります。
また、人を穴から救い出すやり方を考えるとき紐を持ってくるか、時間はかかるが助けを呼んだ方がいいか選択するのも「解決方法」になるわけです。
「やり方」と「方法」の違い
「やり方」と「方法」の違いを、分かりやすく解説します。
具体的にどうやればいいか手段を考えるのが「やり方」です。
「網戸を水だけできれいにするやり方」といった使い方して、洗剤を使わずきれいにできるか具体的にその方法について伝えます。
もう一方の「方法」は、いかにうまく物事をやり遂げられるか分かりやすく手順に沿って行なう仕方を指す言葉です。
「やり方」は、人が実際に行なう手順を具体的に示しますが、「方法」は目的をうまく果たすための仕方を考えるところに焦点を当てています。
「やり方」の例文
・『きつく締め上げた帯を素早く解くやり方を調べた』
・『水の中に落とした腕時計を修復するやり方が知りたい』
「方法」の例文
・『魚の生臭さが出ないように調理する方法を調べてみた』
・『海外で費用を抑えて子供を産む方法を調べてみた』
まとめ
意味が同じ言葉を2つご紹介しましたが、どう使えば自分が求めている内容と合うか学び、うまく伝えられるように学習してみるといいでしょう。
