「えにし」と「よすが」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「えにし」と「よすが」の違いとは?違い

この記事では、「えにし」「よすが」の違いを分かりやすく説明していきます。

「えにし」とは?

「えにし」の意味は以下の通りです。

1つ目は「強い運命により、出会うことが定められていること」という意味です。

2つ目は「主に、男女の運命的なつながりのこと」という意味で、前世から見えない糸でつながっている様な関係のことです。


「えにし」の言葉の使い方

「えにし」は占い用語などで名詞として「強いえにしを感じる」「えにしにより巡り合う」などと使われます。

漢字で「縁」と書き、仏教用語の「えん」に、いみを強調する語「し」が付いたものです。

仏教で「縁(えん)」は人間関係だけではなく、あらゆる人生の原因と結果を表す語です。

ここから人の運命的なつながりとして使われる様になり、前世から赤い糸でつながっている男女の運命的な関係として使われる様になりました。


「よすが」とは?

「よすが」の意味は以下の通りです。

1つ目は「自分の身や心のよりどころとすること」という意味で、身寄りや血縁者など、頼る先のことです。

2つ目は「あることの手がかり」という意味で、目的を果たす為の方法のことです。

「よすが」の言葉の使い方

「よすが」は名詞として「遠い親戚をよすがとする」「昔を知るよすが」などと使われます。

漢字で「縁」と書き、上で紹介した「えにし」と同じですが、語源は「寄す処(よすか)」という古語で、「身を寄せる家」という意味です。

家があることで身の置きどころとなることから、「家の様に頼れる心の置きどころ」「身寄り」などの意味で使われる様になりました。

また、「身寄り」は血縁があることから、「つながりが深い」という意味で「縁」という漢字が使われる様になったのです。

「えにし」と「よすが」の違い

「えにし」「強い運命により、出会うことが定められていること」「男女の運命的なつながり」です。

「よすが」「自分の身や心のよりどころとすること」「あることの手がかり」です。

まとめ

今回は「えにし」「よすが」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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