「〜のうえ」と「〜の上」の違いとは?分かりやすく解釈

「〜のうえ」と「〜の上」の違いとは?違い

たとえば、会社で行われる会議の案内のようなものに、「事前に、会議の内容をご確認のうえ、ご参加ください」というような表現が記載されていることがあります。

それでは、この「~のうえ」とはどういう意味でしょうか。

また、「~の上」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「~のうえ」「~の上」の違いを分かりやすく説明していきます。

「~のうえ」とは?

「~のうえ」とは、前述のように、何かの前に、あるいは何かの条件として何かが必要であることを表したことばです。


「~の上」とは?

「~の上」とは、第1の意味としては、「何かの上に何かがあること」を表す言葉で、「あちらの机の上に、必要な書類を準備しております」のように使用します。

そして、それ以外に「?のうえ」とまったく同じ意味としても使用されています。

例えば「確認の上、お越しください」というものですが、この場合には正式には「?のうえ」のほうが正しいのですが、慣習上ではどちらも使うことがあります。


「~のうえ」と「~の上」の違い

「~のうえ」「~の上」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、発音が同じで、場合によっては全く同じ意味で、使われることばですが、本来の使い方としてはまったく意味が違います。

まず、共通の意味としては、前述したように「?のあとで」とか「?を前提に」のようなものであり、この場合は「?のうえ」でも「?の上」でも変わりはありません。

それとは別に「?の上」には、本来「物理的にそのものの上に」という意味があるので、こちらを意図している場合には全く違った意味となります。

違いとしては「論理的な前提条件」「物理的な上下関係」の違いということができます。

まとめ

この記事では、「~のうえ」「~の上」の違いを、解説してきました。

この2つに関しては、「?した後で」の意味で使用される場合は「副詞としてつかわれる単語はひらがなにする」という標準に沿って「?のうえ」の表記を使用し、漢字を使用しないのが正しく、そのあたりを気にする方も多いので気をつける必要があります。

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