「当時」と「当初」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「当時」と「当初」の違いとは?違い

この記事では、「当時」「当初」の違いを分かりやすく説明していきます。

「当時」とは?

「当時」「過去のある時点やある時期、その時、そのころ」「現在」「いま」を意味する言葉です。


「当時」の使い方

「当時」は名詞として使われています。


「当初」とは?

「当初」「そのことのはじめ」「最初」「はじめや最初の時期」を意味する言葉です。

「当初」の使い方

「当初」は名詞として使われています。

「当時」と「当初」の違い

「当時」「ある一時点や一時期」「現在」などのニュアンスを表し、英語でいうと“at that time”に相当すると言えます。

一方、「当初」「はめの時期」「最初の時点」というニュアンスを表し、英語でいうと“at first”に相当すると言えるでしょう。

「当」という漢字には「あたる」「あてる」「あてはめる」「あたりまえ」「道理にかなう」「割り当てる」「受け持つ」「まさに○○べし」という意味の他、「この」「その」「差し当って」という意味も含まれています。

「当時」の例文

・『当時、インターネットも発達していなかったので株のトレードは取引会社に電話をかけて行うのが当たり前であった』
・『現在の価値観では考えられないが、当時の状況ではそれが庶民にとって当たり前であった』
・『当時と比べると現代は比較にならないほど便利な時代になったと言える』

「当初」の例文

・『当初、この製品は女性向けに開発されていたが、後に男性向けのタイプも開発された』
・『当初この映画の評価は著しく悪かったが、それから10年後になって再評価された』
・『当初、今年の夏は気温がとても高くなることが予想されていたが後に冷夏になることが発表された』

まとめ

「当時」は主に「ある一時点」という意味合いを表し、「当初」は主に「はじめや最初の時点」という意味を表すということでした。

違い
違い比較辞典