この記事では、「やってくる」と「姿を現す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やってくる」とは?
ある場所や方向から動いて来ることを表す言葉を意味します。
例えば、「友達が遊びにやってくる」、「雨がやってくる」などのように使います。
この言葉は、動きの方向や目的地が明確であることを示しています。
また、話し手や聞き手の視点から見て、動いてくるものが近づいてくることを強調しています。
「姿を現す」とは?
それまで見えていなかったものが見えるようになることを表す言葉を意味します。
例えば、「花が咲いて姿を現す」、「犯人が姿を現す」などのように使います。
この言葉は、見えるようになるものが隠れていたり、存在が不明だったり、予想外だったりすることを示しています。
また、話し手や聞き手の視点から見て、見えるようになるものが驚きや興味を引くことを強調しています。
「やってくる」と「姿を現す」の違い
「やってくる」と「姿を現す」の違いを、分かりやすく解説します。
「やってくる」は、人や物に対して使用可能ですが、「姿を現す」は、人以外のものに対して使うことが多いと考えられます。
また、「やってくる」は、移動する主体が自発的に行動することを表しますが、「姿を現す」は、移動する主体が受動的に行動することを表します。
「やってくる」の例文
・『今年もクリスマスがやってくる』
・『彼がやってくるなら、もっと準備したのに』
「姿を現す」の例文
・『この湖では、満月の日にネッシーが姿を表すという都市伝説がある』
・『長い間姿を見せなかった彼が、突然パーティーに姿を現した』
まとめ
「やってくる」と「姿を現す」は似ているようですが、ニュアンスが異なります。
「やってくる」は、動きや行動があるものが、こちらに近づいてくることを表します。
その一方で、「姿を現す」は、見えなかったものが、突然見えるようになることを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。